ずりばいって何?いつからするもの?ハイハイができるようになる前段階!ずりばいの重要性とは?

腹這いの赤ちゃん
仰向けから腹ばいができる“寝返り”を経て、次は赤ちゃんにとっての初の移動でもある“ずりばい”となっていきます。
このずりばいは赤ちゃんの成長過程においてとても大切で、赤ちゃんの今後の人生にも関わってくるものです。

今回は、そのずりばいの重要性と必要性についてご紹介したいと思います。

ずりばいって何?

はてなマーク
ほふく前進と同じで、両手・両足の力で床を蹴って前後に動く動作です。
はいはいの前段階でもあり、お腹を床に着いて移動するのが特徴的です。

直立二足歩行をする為に必要で、不安定な姿勢にした時、重力に抵抗して手足・身体全体で、バランスをとって姿勢を維持しようとする“姿勢反応“が育まれてきた現れです。
同時に、脳が発達して脳幹や脊髄の機能コントロールができ、様々な刺激を受けて神経細胞のネットワークを作ってきた大脳皮質が成熟してきたからできる動きです。

この為、意識的な動作が増え、中脳・間脳の高度な働きによって、平衡感覚が保たれるようにもなっています。
逆からも言える事で、ずりばいをする事で、これらの脳機能が発達してきます。

ずりばいによって得られる効果と期待

効果と期待
ずりばいによって得られる効果・期待に関しては、赤ちゃん時期だけではなく、赤ちゃんが大きく成長して幼稚園、小学校、成人まで左右されるものがあると言われています。
もちろん、その過程には部活・クラブ、個人的にスポーツをする、個体差もありますが「赤ちゃんの時のずりばいの状態・期間が大きく影響を与える」と小児科医をはじめ、整形外科医、体育の教師も言っています。

では、どのような効果と期待があるのかを以下に書きます。

効果

1.ずりばい運動によって、脳の発達で重要な延髄・脳橋の機能が発達する。
2.腕・首の筋肉、反射も鍛えられる。
3.大腿内側が鍛えられて、筋肉が増強・発達する。
4.足の親指に力を入れる事で、脚力(脚全体)が付く。
※全身の筋肉が均等に使えて、同時に鍛えつつ筋肉増強させる。

期待

1.小学校の体育の授業で、困らない程度までに運動神経を高める事ができる
2.O脚、XO脚になりにくい。
3.腰痛が発症しにくい。
4.とっさの時、手が前に出る事で自分を守りケガ等を予防する。
⑤腕力・脚力(四肢)があり、運動機能を向上させやすい。

ずりばいを始める時期

ずりばいを始める時期
早い赤ちゃんで、生後6ヵ月頃からずりばいを始めます。
平均的には、生後6~9ヵ月の間に始まると言われています。

個人差が大きいですが、ずりばいが短くはいはいが長い、ずりばいが長くてはいはいが短い、ずりばい時期とはいはい時期がほぼ同じ長さ、中には全くずりばいをしなかった赤ちゃんもいるようです。

その背景に赤ちゃんは頭が一番、大きく重いといった特徴があります。
したがって、頭の重さ・大きさに腕力や体力が耐えられず、ずりばいが苦手な赤ちゃんもいます。

けれども心配することはありません。
ずりばいな苦手な赤ちゃんでも、一生懸命ずりばいをしたい!しよう!という思い出頑張っています。
焦らず赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。

注意点

注意点
ずりばいを始める前に、環境調整が必要となってきます。
寝ていた赤ちゃんが動くので、動けるスペースと安全を提供しなくてはいけません。
危険物を触らない・口に入れない・手が届かないところへ移動したり、整理して片づけたりして安全を確保します。

また、予期しない・大人では考えもしない事をするのが赤ちゃんです。
その思考力・想像力はすごいもので、目を離した一瞬の隙に何かをしてしまいます。
これが、赤ちゃんの特徴でもあり気をつけなくてはいけない注意点です。

転落

ベッド、ソファーから転落事故。

切り傷・打撲

床・床の上にある鋭い刃物などは特に気を付けてください。

熱傷

ポット、食卓の湯、アイロンには特に気を付けてください。

窒息

枕、柔らかい布団、吐乳による窒息には気をつけましょう

誤飲

小さなおもちゃ、タバコ、化粧品、電池、ボタンなどにより誤飲には気をつけましょう。
※赤ちゃんの最大口径は39mmです。この範囲の物なら、全て入ってしまうので要注意です。

上記の中でも、窒息とタバコの誤飲が毎年、多いそうです。
窒息に関しては、うつ伏せ状態のまま起き上がれず、そのままになっていたという事が多いです。
これには睡眠中や、吐乳したまま口腔内に詰まってしまって息ができない状態、ずりばい中にバランスを崩し、そのまま腹ばいになって顔が床・寝具等にくっついた状態となっています。

タバコに関しては、親が吸っている物を“興味”として見ています。親の行動をよく観察している赤ちゃんだけに、灰皿にある吸い殻・空き缶に置いた吸い殻に、くいつく状態で見ては触って・口に入れたり舐めたりします。

中には、興味があって触ったり遊んだりしているうちに、その対象物(スカーフやサランラップ等)が顔面を覆い、払いのける・取り去る事ができない為に窒息事故があります。
いずれも、親が目を離さずに必ず側に居る事が大前提となってきます。

まとめ

ずりばいは、全身の筋肉を鍛え発達させ、脳も発達するという脳と身体が関連している大事な粗大運動の1つです。
また、この時期に培った筋肉が赤ちゃん時期を超えて学童期・成人期にまで影響を与えます。

赤ちゃんは、自分の発達状況に応じて身体を動かし、誰からも教えられなくても日々、前向きに頑張っています。
その為、無理に急かして先を急ぐのではなく、赤ちゃんの手助けとなる援助に遊びを入れながら、赤ちゃんの成長を見守っていけるとイイですね。

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