幼稚園年少(3歳児)のお弁当作りのコツ

4月はお子さんも、ママも新たな一歩を踏み出す入園シーズンですね。
日中ママとずっと一緒だった生活から同年代のお友達と一緒の時間、つまり母子分離の時間が増えてきます。それぞれの幼稚園、保育園によって違いますがお弁当の出番が増えてくるのもこの頃。
どうやって作ったらいいのかお悩みのママへ、お弁当作りに役立つポイントをお話します。

お弁当箱の選びのコツ

お弁当が始まったばかりの年少さんはママもそばにいない、環境の変化にとまどうものなので、慣れているお弁当箱があれば、それでも構いません。新しく購入する場合は、個人差もありますがお弁当箱の大きさは300~400ml前後を目安としましょう。
お弁当箱の種類としてシール式・かぶせ式・ロック式がありますが、最初はかぶせ式をオススメします。
かぶせ式とは、弁当箱自体に蓋をパカッとかぶせるタイプです。

単純に蓋をかぶせるだけなので、初めて弁当箱を扱う子どもでも扱いやすく1人で蓋の開け閉めができるため安心です。
園によっては、年少のうちはこの「かぶせ式」を指定される場合もあるようです。
やはり自分のことは自分でできたほうがお子さんも自信がもてますし、自立を促せますね。
しかし、かぶせ式のデメリットは、汁漏れしやすいという点ですので、弁当箱用のゴムバンドでしっかりと蓋をしめるなどの注意は必要です。

幼稚園年少(3歳児)のお弁当

出典:Amazon

慣れてくれば2段式のシール式、ロック式などでもいいでしょう。お弁当はどうしても量を詰めこみがちです。
まずは、全部食べられた!という満足感をあじあわせ自信につなげていきましょう。量を増やすのはそれからでも遅くありません。それでも目安がわからない場合はおうちでお弁当箱に入れて開閉確認も含めて何度か一緒に食べてみるのもオススメです。

安全なお弁当のコツ

親が見守っている環境で食べるわけではなく、また朝作ってから昼まで時間もあるので、できるかぎり安全なお弁当をつくってあげたいものです。
安全なお弁当は「大きさ」・「固さ・「衛生面」です。

・大きさ

大きさは、子どもの一口大が目安です。
プチトマトなどは誤嚥しやすいため面倒でも1/2~1/4にカットしてあげましょう。

・固さ

3歳半位になってくると歯並びやかみ合わせが完成し、大人とほぼ同じ固さのものが食べることが出来ます。
ただし子どもは食べる事に疲れると、あまり噛まないで飲みこむという誤嚥の可能性がでてきます。
噛むことは大切ですが、なるべく固いものと柔らかいもののバランスを考えて入れましょう。

・衛生面

お弁当は、どうしても菌が増殖しやすいものです。
以下の事に注意しましょう。
<衛生面でのチェックポイント>
・使った包丁やまな板はきれいか
・おかずは素手でさわっていないか
・火をきちんと通したか
・粗熱をとってからお弁当箱につめたか
・お弁当バッグに保冷剤を入れるなどの工夫を
・抗菌シートなどの活用

栄養バランスのコツ

キャラクター弁当のような、綺麗な色合いは必要ありませんが、すべてが茶色や白など、色が少ないと食欲も減退しがちですし、栄養の偏りも心配されます。色はだいたいの栄養の目安にもなりますし、子どもにとって楽しみのひとつですので、赤、白、黄、緑、黒など色を入れると美味しい仕上がりになり、栄養バランスも自然と整います。
赤や緑などにはそれぞれ栄養があることも理解させつつ、ある程度のいろどりのあるお弁当をこころがけてみましょう。

<お弁当にとりいれたい色と主な食材>
赤:人参・トマト
白:ご飯・卵
黄:カボチャ・チーズ・コーン
緑:ブロッコリー・アスパラ・枝豆など
黒:海苔・ひじき

詰め方のコツ

「苦手な食べ物もお友達と一緒だったら食べてくれるかな?」とお弁当にお子さんが通常食べないものをいれたくなってしまいますが、まずは子どもの好きな食べ物を必ず入れてあげることが大切です。
慣れない中でのお弁当は集中力も途切れがち。大好きなものが入っていればワクワクしますね。
慣れて頃から少しずつ苦手なものも入れてみてはいかがでしょうか?

<詰め方のポイント>
・詰める順は、最初におにぎりやご飯を入れ、大きなおかずから入れていくと詰めやすい
・すき間を埋めるように小さなおかずを入れる
・崩れやすいものはカップに入れ、煮物など汁気があるものはしっかり水分を切る

もし果物を入れる時は味がうつる場合があるため、別容器にするのがオススメです。慣れた頃にはおにぎりなどは別に持っていってもいいかもしれませんね。

幼稚園年少(3歳児)のお弁当

ママのひと手間が心の栄養

お弁当つくりは慣れるまでには時間がかかりますね。子どももママがいない生活=自立の第一歩を頑張っています。
子どもはママのお弁当を楽しみにしているでしょう。
負担にならないよう、ママも作りやすく、そしてお子さんも食べなれているものが一番ですので、気負いすぎる必要はありません。
でも、もしママも余裕があれば、ちょっとひと手間かけてみてもいいでしょう。
少しのひと手間をママもつくることを楽しめるといいですね。毎日のお弁当やハレの日のお弁当を写真に撮っておくのもいい思い出になるかもしれません。
そして、子どもが空っぽのお弁当箱を持って帰った時には大げさに沢山褒めて抱きしめてあげてください。ママの笑顔は子どもにとって最高の栄養です。
ママにとっても、お子さんにとってもお弁当が楽しみになりますように!

執筆者:管理栄養士 田中佳代子(幼児食アドバイザー、離乳食アドバイザー)

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