頑張るママへ。両方のおっぱいでの完全母乳育児は可能です!

授乳中
母乳育児の利点は、生後、間もない時は子宮収縮や母乳分泌の促進、愛着形成、母親の自覚を増す等、たくさんあります。
また、赤ちゃんや乳幼児にも安心と信頼関係の構築、安眠作用、不安の軽減、癒しや愛されている証しの再確認、自分の居場所・存在価値の確認や安定といった、幅広い視野からの利点と、双方にとっての相乗効果もあります。

看護師である筆者が、母乳育児についてご紹介いたします。

どちらか片側を好む赤ちゃん

授乳中
人は左右対象ではなく、体のパーツのどちらかが大きい、利く、容易に可能といった特徴がります。
それと同じで、母乳にも左右差が多少あります。
例えば、右がよくお乳が出る、左側の方が張りが分かる等です。
これは異常ではなく一般的な事で、多くの方が経験します。

乳首の形状に差がある場合、赤ちゃんはよく出るおっぱいの方を欲しがり、長く飲む特徴があります。
この為、よく飲む側のおっぱいは更に母乳を作ろうとホルモンが活発になり、一生懸命に母乳を作ります。
そして、次飲む頃は新鮮で美味しい・栄養もたっぷりの母乳となって出ます。
これは、赤ちゃんも飲んで実感していて、更に匂いでも分かっています。

このようなサイクルの為、より一層、片側のおっぱいの方の母乳を好ん飲むようになっていきます。
お母さんから見たら、「また、こっちだけだわ」となり、飲んでくれない・飲みが少ない側はパンパンに張って痛くなってきます。
痛みを放置していると、詰まったり出なくなったりしてきます。
また、乳腺炎や発熱を伴う方もいます。

上記の状態になると、双方にとっても悪循環となりやすいです。
赤ちゃんから見ると、満腹感が無い為、夜泣きする、直ぐ起きる、ぐずりやすい・ぐずる等、赤ちゃんの睡眠や機嫌、発達にも影響してきます。
また、同時に睡眠不足や疲労が重なり、母乳生成が追い付かない・少ないといった母乳にも影響してきます。

そうならない為には、
1.飲みにくい・飲まない側の方を先に母乳開始
母乳開始となったら、赤ちゃんの口へすぐに、飲みにくい・飲まない方の乳首をくわえさせます。
優しく「こっちも飲んで大きくなってね」等、優しく言葉をかけます。
また、いつもより少しでも吸ったり飲んでくれたら、「頑張ってくれたね、助かったよ。新しいお乳、作れるね」等とねぎらいと次回も美味しい母乳が飲めるという事をお知らせします。
赤ちゃんは口調と雰囲気から、ちゃんと事態を分かっています。

2.寝かせる位置
添い乳・寝かしつけの母乳にしても、飲みにくい・飲まない側のおっぱいを横向きになった時に、下になるようにポジションを整えます。
例えば、左側であれば自分が赤ちゃんの右側に寝て、赤ちゃんが吸うのは左側向きになり、左側のお乳でというふうにします。

初めのうちは出にくくても、吸われていううちに乳首や乳腺が発達して、母乳が出やすくなります。
出やすくなれば、赤ちゃんも「出るようになった。美味しいな。」と分かってくれます。

理想は両側のおっぱいでの授乳

授乳中
片側のみの母乳では、ホルモン分泌や母乳生成量、赤ちゃんが満腹・満足感の程度が変わってきます。
また、母乳トラブルも発症しやすくなってきます。

母乳は吸われて作られるという特徴があります。
また、赤ちゃんも日々、成長して飲む量が増えてくるので、理想は両側のおっぱいでの授乳となります。

やむをえず片側となる場合は、最初から諦めないで搾乳機を使い、出にくい側を出るように仕向けていきます。
乳首がへこんでいる場合は、最初から搾乳機を使うと痛いので、入浴中やオイルを使ってマッサージします。
また、片側のおっぱいにもマッサージします。
マッサージしていると、段々と乳首が出てきます。
出てきたら、授乳時以外に赤ちゃんに吸ってもらうと、とても効果があります。

赤ちゃんは、母乳が出やすいように・飲みやすいようにとマッサージしながら飲んでいます。
この為、ある程度の乳首があった方が赤ちゃんにとって疲れにくいという事に繫がります。
その結果、飲んでくれる量や回数が増えていきます。

片側だけの授乳では乳首の痛みも増してきて、時に苦痛になる事もあります。
痛みを軽減するには、乳首パットを付けたり、馬油などを塗って痛みを軽減し、乳首・乳輪の皮膚を守ります。
同時に、助産師によるおっぱいマッサージ・ケアを依頼し、古くなった・溜まった母乳の排出、乳腺の活性化、乳腺炎の予防に努める事をお勧めします。

心身のストレス発散する

アロマオイル
赤ちゃんや乳幼児がいると、お母さんは多忙で睡眠不足、過労となり、毎日があっという間でストレスフルの状態になってしまいます。
自分の時間はほぼ無い状態で、ゆっくりご飯を食べたり、お風呂に入ったりする事も困難かと思います。
しかし、こうした日々の状態がストレス(イライラというストレス以外に、身体から見て過度な圧力という意味でのストレスも含む)となり、母乳にも悪影響を及ぼします。

母乳は血液です。

お母さんが食べたり飲んだ物が直結しているほかに、精神的なものも大きく関与して、母乳の量、色、味、おっぱいの張り、作られる時間とその間隔にまで、影響を生じます。
そして、それらを赤ちゃんは敏感に瞬時に察します。
お母さんがイライラしたり疲れていると、敏感に察知して、癒される満足感や安心感が減少してしまうのです。
そうなると、普段より余計に抱っこを要求したり、母乳を欲しがったりして双方が疲労を進めてしまう結果になり、悪循環といった状態になってしまいます。

ご主人や家族の方がいる時は、少し頼んでゆっくりお茶を飲んだり、好きな音楽を聞いたり、刺激が少ないアロマを焚いたりして、ストレス発散をします。
気持ちが安らぐ事で、リフレッシュでき母乳にも良い効果となり、赤ちゃんにも利点となります。

赤ちゃんはお母さんが大好きです。

乳幼児になっても、それは変わりません。
母乳育児は最初、苦難します。
起動に乗るまでが頑張り・踏ん張り時でもあります。
そして、母乳が出た時の喜びや、飲んでいる姿には愛おしさすら感じ幸せのひとときです。
初めから順調に、痛みも悩みもなく、母乳が出た人はいません。
多かれ少なかれ、何かしらの悩みやトラブルを伴って順調になってきます。

この事を忘れずに、諦めずに励んでほしいと思っています。
赤ちゃんは、お母さんの両側のおっぱいしかないので、何とかして母乳の形状・状態に慣れていくしかないし、慣れてほしいものですね。
生きる力を持って産まれた赤ちゃんですので、時間はかかっても多少、鍛える事で乳首を吸って、飲みやすく整えて、母乳が飲める日がきます。

筆者個人は看護師であり、1人の母です。
完全母乳育児をしてきましたし、今現在も欲しがる時はあげています。
くわえて寝かしつけがメインです。
最初はなかなか出なくて、とにかく不安になりました。
学校で学んだ事を思い出し、とにかくくわえさせたのを覚えています。

次に、おっぱいが張って痛くて、出にくくなり、助産師さんに依頼して古い母乳を排出していただき、乳腺マッサージを受けました。
これがあった為に、詰まって炎症起こして、母乳育児断念とならず済みました。

このような経緯があり、他人事には思えず、ご紹介いたしました。
母乳育児でお悩みのママの参考になって、役立てていただけたら嬉しいです。

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