育児に悪影響?「ダブルバインド」とは

赤ちゃん英語で、ダブルは「二重」、バインドは「拘束」。ダブルバインドとはその名の通り「二重拘束」を意味し、メッセージとメタメッセージが矛盾するコミュニケーション状況に置かれることを示しています。

そしてこの「ダブルバインド」。
子供の成長に悪影響を及ぼすとされていますが、実は子育てにおいて頻繁に行われていることにお気づきでしょうか?

そこで今回は、この「ダブルバインド」に着目し、ダブルバインドの概要を説明すると共に、子育てにおける悪影響などについても考えてみたいと思います。

1. ダブルバインドとは?

子供
冒頭に述べた通り、ダブルバインドとは「二重拘束」を意味します。

最初に「○○するな!」と禁止命令をした後、不満を感じた相手に対し「意見を言うことは禁ずる!」と第二の禁止命令を出す。というように、2つの命令で相手を拘束し、縛り付けることを表します。

例えば、子供がお片づけをしなかったとき、「片付けられないなら、捨てちゃうよ!」と怒ることがあるでしょう。これは、「捨てる」と言えば片付けると言う親の打算から来るものですが、子供にとっては「捨てる」=「脅し」であり、子供に恐怖を与えることで相手をコントロールしようとする行動となります。

そして、ここで子供が「分かった」と応えた場合、親は玩具を捨てることはせず「分かったら止まっていないで、さっさと片付けなさい!」と更に叱り付けるかもしれません。

ここでの子供の心理は、「捨てると言うから、分かったと言ったのに、何でママは怒っているんだ」ということ。

そして、「捨てる」と脅され、「分かった」と言ったのに更に怒られる。と言う矛盾の中、がんじがらめにされていると言うことになるのです。

2. ダブルバインドの弊害

子供
上記のように、ダブルバインドは2つの矛盾した命令の中で相手を拘束するということになります。

そのため子供は、何を言っても怒られるという心理から、自分の意見を言えない子供になる可能性があると言えるでしょう。そして親に対して恐怖心や不信感を持つようになり、心を閉ざしてしまうことでしょう。

さらには、ダブルバインドに寄る締め付けが厳しい場合、以下の行動を起こすことがあるとされています。

① 友達や周囲の人に同じ事をするようになる
② 成長するに従い、親に反撃するようになる
③ 総合失調症の症状を現すようになる

中でも総合失調症の症状を持つ人の多くは、幼い頃にダブルバインドによって拘束された経験を持っているといわれており、その症状には不登校・問題行動・チックなどが挙げられます。

楽しくても笑わない、悲しくても泣かない。また些細なことで癇癪を起こし乱暴な行動に出るなど、感情面での問題もあるとされています。

3. ダブルバインドをしないようにするには

子供
ダブルバインドは、多くの場合無意識に行われています。

・子供が言うことを聞かないとき
・親に心の余裕がないとき

本来であれば、子供の目線まで降り叱らずに諭してあげるべきところで、感情的になってしまう。それは、子育てをしている以上、どんな親にも経験があることなのではないでしょうか?

しかし「脅し」によって子供をコントロールしようとしても、それは支配であり、本来の躾ではありません。

時間が無いときに愚図られれば、怒りたくなることもあるでしょう。なかなか言うことを聞かない子供を相手にしているとイライラすることもあるでしょう。

しかし、今一度自分の発する言葉を反芻し、その意味を考えてみてはいかがでしょうか?ダブルバインドをしないようにするためには、親が自分の言葉に責任を持ち、また感情的にならないことが、何よりも必要なのです。

4. まとめ

以上のように「ダブルバインド」について解説させていただきましたが如何でしたでしょうか?

子供の心を支配し、がんじがらめにする二重の拘束。是非、ダブルバインドの意味を考え、日常的な親の発言を見直してみるきっかけにして頂きたいと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!してね!

最新情報をお届けします