褒める vs 叱る 「へこたれない大人」を育てるのはどっち?

仲良し親子

子どもには、少しのことでは動じず、粘り強く、打たれ強い子に成長して欲しいと願って子育てをされている方も多いのではないでしょうか?

その為にも、厳しく叱って教育し、精神的に強く育てる方針のご家庭もあるかもしれません。

または「とにかく褒めて、、」と褒め褒めのお宅もあることでしょう。

けれども、最近の調査では、叱って育てるのは逆効果だということが分かってきました。また褒めるだけが良いというわけでもないと思われる研究結果が報告されています。

では、どのように育てていけば、へこたれない大人になれるのでしょうか?

子どもの頃の経験が大切

幼少期に親や先生を始めとする周りの人達に褒められた経験が多くある人ほど、大人になるとへこたれることが少なく、難しい局面にぶつかっても、諦めずに取り組むことができるということが分かってきています。

2015年の10月に行われた、全国の20代から60代の男女5,000人を対象とした、青少年教育振興機構の調査では、調査対象の人に現在の「へこたれない力」を「強い」「中間」「弱い」の3段階で回答してもらっています。

そして、幼少期に親や先生など、自分の周りの大人に「褒められた」り「厳しく叱られた」りした経験の多さも回答してもらい、へこたれない力との関係が比較調査されました。

一番へこたれないのはどんな経験が多い人?

「厳しく叱られた経験」と「褒められた経験」のどちらも多かった人

この調査で一番へこたれない力が強かったのは、厳しく叱られた経験も、褒められた経験も、どちらも多かったと回答した人達で、「強い」または「中間」が83.64%でした。(内訳「強い」35.4%「中間」48.2%)

「褒められた経験」が多かった人

では、厳しく叱られた経験は少ないけれども、褒められた経験は多いと回答した人達はどのような結果かというと、「強い」または「中間」が82.5%でした。(内訳「強い」30.9%「中間」51.6%)

「厳しく叱られた経験」と「褒められた経験」のどちらも少なかった人

ちなみに、一番へこたれない力が弱いとされたのは、厳しく叱られた経験も褒められた経験も少ないと回答した人達で、「強い」または「中間」が63.2%でした。(「強い」10.3%「中間」52.9%「弱い」36・7%)

※調査に使われた「へこたれない力」の用語の定義は以下の通りです。

・何事も前向きに取り組むことができる
・どんなに難しいことでも、努力をすれば自分の力でやり遂げられる
・厳しく叱られてもくじけない
・失敗してもあきらめずにもう一度挑戦することができる
・ひどく落ち込んだ時でも、時間をおけば元気にふるまえる

出典:青少年教育振興機構|「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究」

どんな風に子どもと向き合うのが理想?

子供

この調査から見えてきたとおり、粘り強く、へこたれない大人に成長するために必要なことは、子どものうちから、周りの大人がしっかりと向き合ってあげることだと言えます。

褒めるべき場面では惜しみなく褒めて上げることが必要ですが、叱らなければならない場面では、真剣に厳しく叱ることも必要だということです。

子どものすることに無関心や放任し過ぎることは、子どもの成長にあまり良い影響を与えません。

幼稚園や保育園に通うようになると、身の回りのことが少しずつ自分でできるようになって当たり前、小学校に入学するようになれば、色々なことが出来て当たり前、出来なくても自己責任だと考える方もいらっしゃるかもしれません。

けれども、まだ子どもです。しっかりと向き合って、健やかな成長を見守っていけると良いですね。

参考資料:青少年教育振興機構|「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究」(PDF)

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