はいはいはいつから?はいはいをなかなかしない時の対処法は?

はいはいする赤ちゃん
寝ているのが主だった赤ちゃんが、歩行できるまでの過程には沢山の工程があり、それらには全て意味があります。
はいはいするまでには、大きく分けると首の座りから始まり、寝返り、お座り、はいはいと進んでいきます。

大きな個人差がある発達段階と、赤ちゃんの個性・好き嫌い・苦手と得意分野も重なり、必ずしも上記の過程全てを、満足し十分過ぎる程の流れで経過するわけでもありません。
しかし、身体と脳の発達にとって重要である事から、その子なりに、可能な限りたくさんはいはいをさせてあげる事は、
赤ちゃんが大きくる幼児期~学童期、成人期までの健康的な成長に繋がるのです。

今回は、なぜ、はいはいが重要なのか、問題となっているのかを、赤ちゃん側とママ・家族側から合わせてご紹介したいと思います。

はいはいって何?

はてなマーク
手と足ではって前進する動きです。
前進も後進もする赤ちゃんもいます。
前のステップのずりばいと違って、お腹が床に着いていない状態を言います。

赤ちゃんにとって、自分の思うように・気が向くままに移動できる最初の手段でもあります。
また、いずれ自分1人で歩く為の準備段階でもあります。

はいはいの効果って何だろう?

なんだろう?
はいはいをする事で、以下の効果があると言われています。
逆に、しないと効果が薄れ様々な問題が起きているのが現実問題とされ、注目されています。
問題点に関しては、後半で紹介したいと思います。

はいはいの効果

1.背骨・腰に負担をかけずに活発に動ける。

2.無理なく筋力が付き、背骨・骨盤が完成する。(股関節、股関節周囲の筋肉が発達)

3.全身運動で負担なく全身の筋力が増進する

4.目で見て感覚機能が発達し、想像力が養われる。

5.手・足で触れて、感触から感覚入力へと脳の発達が促進される。

6.上記4と5を併せて、思考力や記憶力にも発展してくる。

7.運動神経、脳と神経の最適な働きを促進させる。

8.身体のバランス感覚神経が、より良く機能して、更に手足を上手に使う事ができる。
そこから、更に手足から脳への情報の伝わり方が良くなり、はいはいが得意にもなる事ができる。

9.脳が刺激されて言語能力、集中力が高くなる。

10.知能指数が高い。(はいはいをしなかった子と比較した場合)

はいはいを始める時期は?

はいはいを始める時期
個人差がありますが、生後8~9ヵ月とされています

厚生労働省の乳幼児身体発育調査による、はいはいができた通過率を下記に示します。

7~8ヵ月 62.9%
8~9ヵ月 82.9%
9~10ヵ月 94.8%
10~11ヵ月 98.8%

はいはいを始めた時の注意点

注意点
はいはいを始めた赤ちゃんは、自分でいろいろな所に移動できるようになり、嬉しくて嬉しくてたまりません。
また、この頃の赤ちゃんは好奇心旺盛で色々なものに興味を示すので事故も多発しているのが現状です。
ここでは、はいはい時期に多い事故、報告が多いものを紹介したいと思います。

転落

階段からの転落事故。

熱傷

ストーブ、炊飯器、タバコによる火傷

窒息

紐、スタイ(よだれかけ)、吐乳、枕、柔らかい布団による窒息

誤飲

小さなおもちゃの誤飲、鋭い角のあるおもちゃ・プラスチックの接合部分のささくれ・タバコ、ボタン等の小物。

挟む事故

引き出し、ドア、引き戸。

はいはいをしなかった時に生じる問題点

問題点
ここで指す、はいはいをしなかったと言う状態は、はいはいをやっても極短い時間・短期間だった場合と、はいはい自体を全くしなかった事を指しています。

はいはいをしてきた赤ちゃんと比較すると、下記の症状が多い傾向にあり、問題として注目されているのもありますが、
全ての赤ちゃんに生じるとは限りませんので、参考までに紹介させて頂きます。
(※★マークは特に幼児・小学校に入る前の子に発生する症状となります。)

1.★よく転ぶ。

2.★姿勢保持が困難。

3.★直ぐに疲れる・疲れやすい。

4.転んだ時に、とっさに手が出ない。

5.転んだ時に手が出ても、身体を支えきれず衝撃を大きく受ける。

6.★すれ違う友達(子ども同士、大人等も含む)とぶつかる。ぶつかる事を避けられない。

7.★運動機能の低下(腕力低下によって鉄棒、上り棒、雲梯、逆立ち等が苦手・不可能)

8.将来的に腰痛が出現する可能性が高い。

9.O脚になりやすい。

10.知能指数が低い事がある。(はいはいをしてきた子と比較して実証済み)

赤ちゃんの思いと、ママ・家族の思い

赤ちゃんとママの思い
ここでは、赤ちゃんとママ・家族の思いの違い、ギャップに関して触れたいと思います。

赤ちゃんは何かの拍子で、まだ確実にはできないはいはいでも、ベッドやクッションに支えられ一瞬、自力で立つ・立てる赤ちゃんがいます。
また、お座り状態から何かに捕まって踏ん張って立ったり、はいはいの姿勢で両手・両足を付き、お腹部分を大きく浮かせたり変わった姿勢ができる事があります。

これらは一時的なものであり、好奇心旺盛で身体に柔軟性がある赤ちゃんだからこそ可能な動きでもあり、親が立つ・座る・起き上がる・歩くといった全ての動作をマネしている事もあります。
また、はいはいを途中で中断して、今までやってきたずりばいを敢えてする事もあります。

赤ちゃんから見ると、この“変化を楽しんでいる”状態で、今までできなかった事ができた喜びと嬉しさ、楽しさから行動しています。
そして、これらの行動を笑顔で喜ぶママ・家族を見て“もっとやってみよう”、“頑張って、またやって見せよう”、“笑ってくれる嬉しい事なんだ”と思います。
しかし、赤ちゃんの身体機能から見た現実は、はいはいをしない状態で次のつかまり立ちや、ひとり歩きは不可能であり、身体に大きな負担となってしまいます。

一方、はいはいを始めた赤ちゃんが一瞬とはいえ、乗りかかった状態で立ったり、つかまり立ちをしたりする我が子に、ママ・家族は素直にその成長や行動に嬉しく大きな喜びと笑顔になります。
同時に、「もしかして、はいはいしなくても立てるのかしら、うちの子は」「練習すれば、きっと直ぐつかまり立ちができるわ」等と、嬉しさあまって先を急ぐような・期待するような気持ちと行動へ移ってしまいます

ここで赤ちゃんと、ママ・家族の思いがすれ違う形となり、大きな方向性の違いが生まれてしまいます。
また、周囲やネット等の情報から“早い成長は良い事“”今の子は昔とは違うから“等と勘違いをしてしまい、本格的に先を急いだ練習をしてしまうケースも多々あります

先を急いだ早い練習は、上記に書いてきた様々な問題を残す可能性もあり、赤ちゃんが成長し過ぎ去った時間を取り戻せない事態となっています。
この為、赤ちゃんに合わせて焦らずにじっくりと時間をかけて、可能な限り長い時間・長い期間はいはいをする時期が必要です。

はいはいは、全身運動でありながら手足からの運動刺激と、感覚入力が脳の発達を促す動作でもあります。
はいはいは、筋力が鍛える事や体力増進・増強の他に、腕力(支持力)の発達、首・体幹・眼・手足が一体となって働く“運動協調動作”の発達にも繋がっています。

この重要なはいはいを、赤ちゃんと一緒にママ・家族の方達にとって、楽しい触れ合い時間と、はいはいを促進させる時間にしたいですね。

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