人見知りは情緒・社会的機能の1つ。赤ちゃんの成長過程を理解して優しく見守ろう

人見知り
人見知りは、赤ちゃんの成長過程に欠かせないもので、母子間の愛着形成ができている証でもあります。
言う方によっては、「色んな人に慣れるのが大切、泣いても沢山の人と接するのが大事」「無理に外出しない方が良いかもね」等と人見知りによっては色々です。

中には、「人見知りが激しくて困っているわ、私じゃないと何もできないの・・・」と
ママが拘束される程の人見知りする赤ちゃんもいます。

人見知りとは、そもそも何なのか?どうしたらい良いのかを書いていきます。

人見知りとは?

人見知りとは?
赤ちゃんは、早い時期から人に対して笑ったり、声を出したりする等、社会的な反応を示します。
そして、やがて母親に対する特別な対応へと発達します。
生後2~3ヵ月の乳児は1人にされると不機嫌になって泣き、抱かれてあやされると泣き止み、笑って喜びます。
この段階では、母親とそれ以外の人を区別する事ができないのが赤ちゃんの特徴です。

そして、母親とそれ以外の見知らぬ人を意識するようになり、母親がそばを離れると不安になって泣いたり探し求めたりします。
これが、“分離不安”と呼ばれているもので成長に必要なもので正常です。

同時に、見知らぬ人に対して、顔をこわばらせて激しく泣く等の不安の感情を示すのが“人見知り”です。

赤ちゃんによっては、この分離不安と人見知りが合わさって、顔を真っ赤に大きな泣き声で必死にママにしがみつく姿も見られます。

人見知りの背景には、上記の愛着形成から始まり、赤ちゃんの成長である情緒の文化と、個性でもある気質が欠かせません。
これらに関しては、下記で書いていきます。

情緒の文化とは?

情緒の文化とは?
赤ちゃんの情緒の文化は、未熟で個人差があります。
不快な刺激に対して、涙を流し筋肉を緊張させて激しく泣く事は、既に新生児から認められ、生後6ヵ月頃から恐れの感情を示すようになります。

最初は大きな音や、急に身体を動かされる事に対して恐れますが、生後6~7ヵ月頃になると見知らぬ人に対して恐れを抱くようになります。

一方で、快の感情は不安な感情に比較して、発現がやや遅れており、生後2ヵ月頃から泣きとは違う穏やかな発生や微笑みとして現れていきます。

生まれた時と比較すると、このように感情と表現が増えているのが分かります。
性格も重なるので、表現豊かな赤ちゃんもいれば、おだやか・おっとりの赤ちゃんもいます。

気質って何?

気質とは?
生まれながらにもつ“個人的特性”で、発達全般に影響する重要な因子として位置づけられています。
この為、家族みんなが赤ちゃん特性を知り、同時に理解しながら適した方法でお世話をする事が大切になってきます。

主な気質に関して、以下にまとめてみます。

(1)周期性

食事・排泄・睡眠・覚醒等の生理的機能の周期の規則性の程度

【判定】規則的⇔不規則

(2)接近性

初めての事態・刺激に対する気質

【判定】接近(積極的)⇔回避(消極的)

(3)順応性

環境が変化した時の慣れやすさ

【判定】順応的(慣れやすい)⇔順応的ではない(慣れにくい)

(4)反応の強さ

反応を強く、はっきりと現すか、穏やかに現すか

【判定】強い⇔穏やか

(5)気分の質

嬉しそうな・楽しそうな、交友的な行動、泣いたりぐずったり、つまらなそうな行動と割合

【判定】機嫌良い⇔機嫌悪い

(6)敏感性

感受性の程度

【判定】敏感(過敏)⇔敏感ではない

(7)気の散りやすさ

している事を妨げる環境刺激の効果
外的な刺激によって、している事を妨害されやすいかどうか

【判定】気が散りやすい⇔気が散りにくい

上記を参考にされて、赤ちゃんがどのような傾向があるかを把握する事で赤ちゃんの理解と、お世話をする方向性を考える事に役立ちます
ご自身の赤ちゃんを今より少しでも正確に且つ明確に把握する事で、傾向や特徴を掴み日ごろのお世話がスムーズになるかもしれません。

無理に押し付けない事が大事

ポイント
赤ちゃんは嫌がって泣いているので、人見知り中に無理にママから離さない事と、無理に近づけない事が大切です。
無理にやっても、赤ちゃんの記憶には“無理やり怖い嫌な思いをさせられた”という苦い嫌な思い出しかありません。
人見知りは一時的なもので、徐々に程度が弱くなり、時間も短くなり、いずれは消失していきます。

ありのままの姿を受け入れて、優しく見守り常に赤ちゃんの味方でいてくださいね。

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