赤ちゃんの「つかまり立ち」。いつから始める?練習方法は?

つかまり立ち
お座りができて、ひとり歩きする前の段階である“つかまり立ち”。
はいはいして移動して、座って遊びます。
そしてまた、はいはいしてお座りして移動手段も動作距離もグンと拡大した赤ちゃん。
今度は、ついに何かにつかまって自分の脚で立つという、新しい姿勢“立位”に挑戦です。

今回は、赤ちゃんの“つかまり立ち”について詳しくご紹介したいと思います。

つかまり立ちを始める時期はいつ?

時期
始める時期としては、生後8~9ヵ月が多いですが、早い赤ちゃんでは生後7~8ヵ月です。

一般的には、「つかまって立っていられる」のは、生後8.5~9.5ヵ月。
「つかまって立ち上がれる」は、生後9ヵ月過ぎ~10ヵ月過ぎとなっています。
練習や強化の目安として、参考までにつかまり立ちに関する厚生労働省の発育調査をご紹介します。

月齢(生後) 通過率
6~7ヵ月 10.5%
7~8ヵ月 35.4%
8~9ヵ月 67.3%
9~10ヵ月 81.5%
10~11ヵ月 95.4%
11~12ヵ月 98.0%

背景にある大切なものとは?

つかまり立ちの背景
生後10ヵ月頃には、自分1人でしっかりと立っていられるようになってきます。
このつかまり立ちにプラスして、目的場所まではいはいで移動し到着するとお座りして遊びはじめます。
次は、はいはいで移動したり、お座りやつかまり立ち、つたい歩きもしたりして各動作を自由自在に組み合わせて動く事ができます。

このいくつもの動作ができる事と同時に、“物を出し入れする動作“ができる事が大きなポイントです。
これは、「双方向の体位」と言われており、引き出しを開けたり閉めたり、引き出しの中の箱・物を出したり入れたりする事ができる動作です。

今までは、出す事のみでしたが、この時期では出すに追加して“入れる動作”も加わる事が発達として大きなポイントです。

これに関しては、引き出しや扉等は赤ちゃんの安全を考慮して、開かないように鍵やロック、外側から何かを付けて空かないよう工夫していたりするご家庭の場合は、この動作がしたくても不可能なので問題・心配はありません。

しかし、この動作を確認・見たい場合は、引き出しの1つを赤ちゃんが開け閉め・出し入れしても問題ないような物を入れておくと良いです。
例えば、赤ちゃんが飲むジュース・食べるお菓子や、おもちゃ等、各家庭に合ったやり方で差し支えありません。

つかまり立ちをしない時の対処法

つかまり立ちをしない時の対処法
成長には個人差が大きい為、生後9ヵ月頃から“誘導”として始めます
早すぎると、腰や脚に大きな負担をかけ、将来問題を生じる可能性があります。

よって、生後9ヵ月頃、赤ちゃん同士で触れ合える場所で、つかまり立ちを始まった・できてきたお友達を直接、赤ちゃんに見せるのは大変、効果があります。
赤ちゃんは、その姿勢を見て“こんな動きもできるんだ”“立ったら何が見えるだろう?”等と意欲と想像が生まれてきます。

また、大切なのがママも一緒になって取り組む事です。
つかまり立ちをやって見せて、教えながら言って聞かせ、できなくてもやろうとする言動があれば、喜びつつ褒めてあげます。

また、つかまり立ちに肝心なのが“安全に立てて、つかまる場所・スペースがある事”です。
転んでも倒れても痛くなく、しっかり掴まっても安定しているものの提供が大前提となってきます。

つかまり立ちの練習方法

つかまり立ちの練習方法
この時期は人見知りの表出や、好き嫌いがはっきりしてくる時期でもあるので、赤ちゃんが嫌がったり拒否する言動があったりした場合は、無理に練習する必要はありません。
機嫌が良くて、泣かずに励もうとしている場合は練習を取り入れる事をお勧めします。

ここでは、具体的につかまり立ちの連流についてご紹介したいと思います。

つかまり立ちの練習 STEP1

練習の初めは、先ず両手でしっかりと握る事ができるかを確認します。
ママの指でもいいですし、タオルを丸めた物を握らせて、その力加減を見ます。

つかまり立ちの練習 STEP2

次に、支えながら立たせます。
この時点では、赤ちゃんが自分でテーブルや掴まる物に両手を出す事と、確実に両足を床に着く事を体験させ認識させます。
テーブルに赤ちゃんのお腹を付けたり寄りかかったりして体重分散と安定感を維持するようにします。

テーブルには、赤ちゃんが好きなおもちゃを2~3つ用意しておくと効果的です。
ママは、赤ちゃんの腰辺りを支えつつ後ろにいて、いつ体勢を崩しても大丈夫なように備えます。
立っていても安定してきたら、テーブルに掴まって立つ事を教えていきます。

つかまり立ちの練習 STEP3

テーブルに掴まれたら、おもちゃを赤ちゃんの左右どちらかに動かし移動させます。
同時に、赤ちゃんを支えながら一緒に移動して取る・触るように導いていきます。
この時、カニさん歩きが必要となってきます。

反射的に脚が動けば良いのですが、もし思うように動かないのであれば声をかけながら、赤ちゃんの脚に触れ一歩一歩、動かすように教えます。
足裏で、前後の体重移動が可能になれば、スムーズにできるので焦る事はないです。

つかまり立ちの練習 注意点

注意点として、手押し車やコンビカーをつかまり立ちの練習方法としては使用しない事をおすすめします。
その理由として、せっかく各機能が成長・発達しているのに、部分的にしか使わなくなる事と、本来の能力を発揮できずに、見た目でできた“何ちゃってつかまり立ちができた状態”になってしまいます。
これだと、つかまりつつ安定している為、早く効果が得られますが、赤ちゃん本来の能力と実力を無駄にしてしまう部分と、脚に大きな負担をかけてしまう事があります。

手押し車やコンビカーを使う時は、しっかりとひとり歩きができた時で、荷物を積んで移動して遊んだり、荷物を積んでいき重い物を移動したりする遊びを自らする時・したい時の方が適しています。

つかまり立ち、練習しましたか?体験談をご紹介

ママと楽しく『ペンギン歩き』

ママの足の上に赤ちゃんの足を置いて、親子で手を掴んで一緒によちよち歩きます。自分からつかまり立ちしなかったので、この方法にしました。

当時1歳 女の子のママ

立っている目線で絵本などの楽しいことを

根気良くいろいろな物につかまり立ちをさせて、立っている状態の目線で絵本を読んだり物を見せたりしました。すこしでも上手くできたらこれでもかというぐらい褒めました。

当時7ヶ月 男の子のママ

つかまるものがある場所で

少し高くなっているところで、「おててをついて立つんだよ~、できるかな?」と声かけしながら、つかまり立ちの練習させていました。

当時11ヶ月

遊んでいるうちに自分から

焦って教えていたわけではないのですが、ふわふわのボールを転がして追いかける遊びを私がしていたら、視野を広げたいと思ったのか突然つかまり立ちを始めました。

11か月 男の子のママ

つかまり立ちの時期の知的機能の特徴

生後8~9ヵ月を始まりとして、生後12ヵ月までの乳児は、『ある目標を元に行動する志向性が生まれる』と分析されています。

これは、乳児が感覚器を用いて舐める、口に入れる、触れる、たたく、振るといった行動によって、対象の特徴を知り対応の仕方を学ぶものです。

これらの知的機能が発達してくるのと、脳・身体の機能も発達する事により、双方を併せてつかまり立ちや伝い歩きも可能になります。

まとめ

更に動き・思考が発達してきて、行動範囲も広くなった赤ちゃん。

安全を考慮して、一緒に楽しくつかまり立ちをされて、視野と思考力・行動力が益々、促され成長の手助けができると嬉しいですし楽しい育児時間ですね。

成熟してきた身体の機能をフル活用しつつ、視覚や触覚といった感覚器も発達してきたからこそできる“つかまり立ち”です。

赤ちゃんに合わせて、ゆっくり楽しく見守りながら進められて下さいね。

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