赤ちゃんが一人で「たっち・あんよ」するのはいつ?なかなか歩かない時の練習方法は?

紫陽花バックに歩く練習
赤ちゃんも1歳近くなると、今までの運動(はいはい、お座り、伝い歩き等)を上手にスムーズにできて、ついにひとり歩きである「たっち・あんよ」が可能になってきます。
赤ちゃん自身も、ママや家族も非常に嬉しく感動的な瞬間となります。

筋肉の発育、運動神経・平衡感覚が発達してひとり歩きが可能になります。
更に、形態的特徴や感覚・運動機能といった身体生理の発達が著しく、この発達を知っておくと成長の理解だけではなく、遊び範囲や接し方を幅広くご理解できると思います。

今回はひとり歩きと、その背景にある赤ちゃんの発達に関して詳しく見ていきたいと思います。

ひとり歩きを始める時期は?

桜並木を歩く赤ちゃん
つかまり立ちをして、間もなく直ぐに歩ける赤ちゃんもいれば、つかまり立ち・伝い歩きが長く後程、ひとり歩きをする赤ちゃんもいれば様々です。
成長に関しては個人差が大きいのですが、ひとり歩きは1歳1ヵ月で80.5%の赤ちゃんが達成し、1歳3ヵ月で93.8%に達成しています。

参考までに、ひとり歩きに関して厚生労働省がまとめた発育調査からの運動機能通過率をご紹介します。

月齢(生後) 通過率
11~12ヵ月 40.8%
1歳0~1ヵ月 59.7%
1歳1~2ヵ月 80.5%
1歳2~3ヵ月 89.3%
1歳3~4ヵ月 93.8%
1歳4~5ヵ月 99.6%

「上手に歩く事ができる」は、1歳1ヵ月~1歳2ヵ月過ぎとされています。
1才児健診で歩く事に関して診られる場合は、赤ちゃんが1人で歩けるのと同時に、他の成長で大切な指先の動きや言葉の理解等も健診内容に含まれています。
これに関しては、後述いたします。

ひとり歩きの練習方法は?

歩く練習をする赤ちゃん
伝い歩きや、1人で立っていられるようになったら、手押し車を使ってひとり歩きする練習させる方法があります。

他に、赤ちゃんとママの両手を取り合って、一歩一歩ゆっくりと歩く方法と、片手だけ繋いで空いた片手を赤ちゃんの腰を支えながら歩く練習方法があります。

意識されると良いのが、赤ちゃんのどちらか側に壁や乗りかかれる物があると、安心感があります。
同時に、ママが赤ちゃんを包むように立って(ママの脚の間に赤ちゃんがいる)一緒に歩幅を合わせて歩くと危険回避ができ、落ち着いて歩けます。

注意点!

危険!
ここでは、ひとり歩きするこの時期に多い事故をご紹介いたします。
事故に関しては、子どもの発達段階による行動を理解する事で、未然に防ぐ事が可能なものになります。

赤ちゃんは、成長すると身体の動きが活発となり、好奇心も益々、旺盛になります。
しかし、危険を回避する為の運動機能や周囲の状況を判断する為の認知機能が未熟である為、事故を起こしやすい環境にあります。
事故に繋がらないように、物を整理されたり、子どもの届かない・見えない所へ移動されたりして下さい。
また、子どもが起こしやすい事故を以下に記載いたしますので、ご参照ください。

子どもの発達による事故

1.転落事故
階段、椅子の登り降り時の転落。

2.切り傷・打撲
鋭い角の家具・建具、カミソリのいたずら。
テーブルや机の角、引き出しの角。

3.熱傷
ストーブ、炊飯器、タバコ、マッチ、ライター、湯沸かし器、花火。

4.窒息
ナッツ類、ビニール袋。

5.交通事故
母親と自転車の2人乗り、道でよちよち歩き、歩行中の事故、飛び出し事故。

6.挟む事故
引き出し、乗り物のドア。

7.誤飲
タバコ、化粧品、薬品、洗剤。

家庭内の事故原因となる環境

1.誤飲・誤嚥
お金(硬貨)、ボタン電池、タバコ、ピーナッツ等。

2.熱傷
アイロン、ストーブ、給湯、鍋、ポット、炊飯器、テーブルクロス上の汁物、飲み物。

3.窒息
布団、ビニール袋。

4.転落
ソファー、ベッド柵(柵を乗り越える)、階段、ベランダ、踏み台となる物。

5.感電
コンセント。

6.挟む
ドア、引き出し、扉等。

7.切り傷
はさみ、ナイフ、かみそり。

8.中毒
洗剤(洗濯用・食器用等)、薬剤、化粧品。

9.溺水
浴槽、洗濯機、バケツ。

上記は、好奇心と興味津々から近づき、触って舐めていじって遊んでいる時に一瞬で起こる事故です。
また、運動機能や好奇心ゆえに、大人が想像しない事を子どもは実現する事を念頭に置かれて下さい。

事故例

例えば、テーブルクロスをゆっくり引っ張り、上の食器や料理を手に取る事も可能になってきます。
お皿等がプラスチック製ではない場合、割って切り傷や出血、ガラスの破片侵入、熱傷、冷たいものを浴びる等、緊急事態となる事も多々あります。

対処法

洗剤等はビニール袋に包み入れて、更に段ボール箱や箱に入れて整理すると、開ける・誤飲するまでに時間を要するので、その間にママが発見し未然に防ぐ事に繋がります。

この時期の赤ちゃんの特徴は?

クエスチョンマーク
乳児から“幼児”と呼ばれる時期になり、社会生活を送る上で基本的能力を獲得する時期にもなり、歩く・走るなどの粗大運動や、指先の細かい運動、言語や思考能力が更に向上する時期でもあります。

1歳頃までに、聴覚・視覚・味覚等の情報を伝える感覚野の神経回路はほぼ完成します。
1歳6ヵ月頃には、前方だけではなく、横や後ろへの歩行もできるようになります。
更に進むと、1歳9ヵ月頃には手すりを持って階段を上る事ができるようになります。

腕や手掌、足全体の動きから手足の細かい運動の発達が進んできます。
1歳6ヵ月頃には、積み木を重ねる事ができます。
同時に、直接的な行動だけではなく、言語やイメージとして描き始め感覚運動的段階として位置づけられています。

自分の行為と結果を結び付けて考え、前もって行為の結果を予測する事もできるようになります。
また、誰かの動作や言葉を、その人がいない場所で模倣するようになってきます。
これは、イメージが大きな役割を果たしているものです。

まとめ

赤ちゃんは、ひとり歩きができる事で、活動範囲が広く視野が思考力・好奇心が更に拡大してきます。
身体面だけではなく、言葉や思考力・イメージまでも発達してきているので、遊びを加えつつ一緒に歩く事で楽しみが倍増します。

この時期にファーストシューズを買うことも視野に入れましょう。
靴に関して不安なことがあれば、デパートの子供靴売場の方や、育児用品専門店の方に聞いてみると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。
参考にしていただけますと、幸いです。

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