爆発的に増える1歳児の言葉!知っておきたい事や病気とは??

双子の男の子
赤ちゃんにとって、1年の成長は目まぐるしい発達・成長で、身体的な外見に加え言葉までも上達します。
健診も控えており、ママとしては気になると同時に確認したい気持ち、成長の嬉しさ、どこか切ないような色々な気持ちになっている頃と思います。

今回は1歳児の言葉について、把握しておきたい病気も含めて、ご紹介いたします。

言葉の内容と目安は?

クエスチョンマーク
子供は、身体の成長より、言葉は非常に大きな個人差があります。
月齢ごとに発する言葉の目安と特徴を記載いたしますので、ご参照ください。

1歳0ヶ月~1歳2・3ヶ月

他人の言葉を真似する。
覚えた言葉を使い始める。
片言しゃべりが始まる。

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月

15~20個の単語を覚える。
10語以上、話せるのが目安。
言葉と物の関係を理解する。
簡単な質問を理解して、それに応じる(言葉や動作)事ができる。
名詞、動詞、形容詞を使って、二語文を話す。
単純な動作と言葉話しながらやって見せ、褒められると得意顔で何回もやって見せるのが特徴。
名前を呼ばれて、「はーい」と判事をしながら手を挙げる子もいる。

1歳6ヶ月~2歳

感情が豊かになり、気持ちを表現するようになり、1歳6ヶ月過ぎ頃では、言葉は30前後まで増加。
質問を繰り返し知識の獲得をして、親の質問に答えられようになる。
2歳頃には、300語くらいまで増加。
二語文が話せて、会話の範囲が広がり充実してきます。
同時に、語尾の上げ下げによる質問文、命令調や未来形・過去形の使い分けも徐々にできるようになってくる。

言葉の月齢別成長過程は?

子ども
こちらでは、月齢ごとの発語と特徴を記載いたしますので、ご参照ください。

1歳0ヶ月~1歳3ヶ月

発語:「ワンワン」、「マンマ」、「ブーブ」、「あー」
特徴:動物の全てを「ワンワン」、動く物全ても「ブーブ」と言い、対象範囲は広く細かい区別がない。
口真似ではなく、言葉の意味を理解して発語するのも大きな特徴。
発語は、その子がもっとも興味深いものを言う。
興味のあるものを、指さししながら「あー」と言う。
欲しいものや行きたい所、してほしい事、感情等、この一言でいくつもの意味が含まれているのが大きなポイント。
感情表現がより明確となり、嬉しい・楽しい時は、大きな声で「はははは」等と笑う。

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月

発語:「ワンワン」、「ニャンニャン」、「パパ」、「ママ」、「はーい」、「○○ちゃん・君・さん(友達やきょうだい、教えられた人の名前)」、「綺麗なお花」、「ブーブ、来た」
特徴:教える事で動物の区別が分かり、それを発語するようになってくる。
絵本や対象となる物を見て指さしと同時に、その対象物を発語する。
二語文を話し始める。

1歳6ヶ月~2歳

発語:「ワンワン」、「ニャンニャン」、「ピヨピヨ」、「ポッポ、きた」、「パパ、バイバイ」、「チョウチョ、いたね」、「よいしょ、よいしょ」、「こしこし」、「これ、なーに?」、「これは?」「どうして?」、「昨日、○○行ったね」、「明日、公園行こうね」、「○○行って、○○行って、○○する」
特徴:音感が発達して、音楽に合わせて歌ったり踊ったりする。
何度もママや家族と一緒に歌っているうち、発音と音程がしっかりしてくる。
何度も歌っているうち、1人で歌う事ができる。

言葉の発達を促す方法は?

50音の表
一般的に、女の子は言葉が早い、よく喋る、会話が長い等と特徴があります。
男の子は言葉が少ない、あまり長い会話が少ないといった傾向がありますが、生まれ持った性格もある為、一概には言い切れないところもあります。

こちらでは、月齢による言葉の発達を促す方法と注意点を記載いたしますので、ご参照ください。

1歳0ヶ月~1歳3ヶ月

子どもが何を言いたい・伝えたいのかを想像・考慮して代弁するように話しかける。
これは、同時に言葉を教えている事に繋がり、言葉の獲得・発言を促す。
一言でも発してきたら、相槌をうつと同時にその言葉を復唱する。
更に、復唱しつつも会話となる言葉を増やしてコミュニケーションを深め、伝え・教えていく。
発した言葉・幼児語を、あえて正しい言葉を教えたり訂正し直したりする必要はなし。

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月

違いを理解する時期なので、正しい言葉で物や動物の名前を言い聞かせして教える事が大切。
特に、1歳6ヶ月以降は、爆発的に言葉が増えると同時に覚える時期。
遊びながら、家事しながらでも色々な言葉を話しかけ、伝える事が重要。
発してきた言葉を復唱しつつ肉づけた会話で返答し、会話の技術と楽しさを学ばせるようにする。
単に言葉だけではなく、歌いながら語りかける・リズムや音程をつけて話しかけると楽しく覚え、スムーズに入っていくという幼児ならではの特徴を活かすと効果的。
色々な物を見せながら、「これは◯◯よ」と短い言葉でゆっくり・はっきり教える事が大切。

1歳6ヶ月~2歳

発した二語文が伝わったかどうか、迷いと挑戦の間にいるので、復唱しつつ、大人同様の会話を提供しながら繋げていく。
もし間違っていた場合、必ず復唱し、その後、さりげなく正しい状況・物を言葉にして話すのがポイント。
理解していない表情・言動が見られたら、正しい状況を復唱して言い聞かせ教える事も忘れない。
お手伝い遊びを好む時期なので、好む・希望した場合、簡単なお手伝いをさせながら短い言葉を覚えてもらうよう、誘導する。
ママや家族が言葉を発しながら、手伝いをしてもらう動作をする。
役に立ったという存在価値の実感と、形で現れる事の嬉しさから、言葉の獲得が得やすい状況。
同時に、指先が器用になり得意分野が増えると自信に繋がり、1つの自信が言葉にも影響していく効果が期待できる。
幼児向けのCDや番組・DVD等を聞かせつつ、ママや家族が歌うのは効果が高い。
発音も正しくなり、楽しさが倍増で覚えるスピードが上がる。
CDが無い場合、アカペラでも大丈夫。
とある大学教授は、「ママのアカペラが一番効果的」と絶賛している。
「これ、なーに?」と聞かれた場合、億劫でも必ず毎回、適切な返答をする。
面倒と思って、おろそかに答える・応えていると、子どもも何か質問された時、同じようにおろそかに返答する習慣がついてしまう。

健診で「言葉の発達が遅い」と言われたら?

悩む女性
1歳6ヶ月前後で、1歳半健診があります。
その時、言葉の発達として診察される形になります。
お住まいの地域によって、診察には多少の差がありますが、医師による判断と、保健師による判断もあり、 “おおむね、意味のある言葉を話せるかどうか”が一番の判断材料となっています。

万一、この1歳半健診で疑いや継続的観察、要検査を言われたら“言語発達遅滞”を念頭におかれて下さい。

言語発達遅滞の他に、言語障害となるものがあります。
こちらに関しては、次の「知っておきたい病気」で、簡単にご紹介いたします。
ここでは、言語発達遅滞に関してご紹介いたします。

言語発達遅滞とは?

それぞれの年齢に応じたレベルまで、言語理解・発語が発達していない状態を指しています。
明確な基準はありませんが、“意味のある言葉を1歳半までに話す”事ができない場合、言語発達遅滞が疑われます。
こちらでは、原因とその追究、対応についてご紹介いたしますので、ご参照ください。

原因

言語発達遅滞の原因は、以下のものが挙げられます。
1.知的障害、小児自閉症、聴力障害、脳性麻痺、多動障害に伴うものがあります。
2.明らかな原因が無い予後良好な特発性言発達遅滞があります。
最も多いのが、“知的障害”によるものです。

原因の追究

言語発達遅滞の原因の追究では、以下のことが行われます。
1.難聴・知的障害の家族歴
2.言語環境としての家庭状況
3.知的障害・難聴を疑わせるような妊娠・分娩期の状況
4.ささやき・おもちゃへの音に対する反応
5.注意集中が一定レベルにあるかどうか
6.知的障害をうかがわせるような周囲の人へのコミュニケーション能力
7.基本的生活レベル
8.言語理解能力

対応

把握し、該当する部分を治療していく状況にあります。
場合によっては、施設で言葉の練習する場合もあります。
この場合は、健診以降や健診以外で追加検査されて、医師が治療を開始した方が良いと判断した時で、それに同意した時から開始となります。

しかし、よく話す子や、あまり話さないで静かに1人で遊ぶ事が好きな子と、子どものも性格や好み等、ひとりの人間として様々な一面ももっています。
健診で疑いを警告・注意されても、その後は活発に話す子もいますし、少しずつ言葉も話す事も覚え一般的に成長する子もいます。

言葉の発達は、身体の発達よりもはるかに非常に大きな個人差があり、コミュニケーションや外見からも分かりやすいです。
ママや家族の方が構えると、雰囲気から察知して子どもは過剰なストレスとなり、安定・安心する居場所を失ってしまいます。

言葉の特訓というよりは、楽しみながら一緒に言葉を教える・話すという練習が効果的です。
例えば、絵本を読んでいる時、子どもがゾウさんに反応したら、もう一度「ゾウさんね、お鼻が長いわね」と、名前と特徴を教えながら聞かせるといいですよ。

言語発達において知っておきたい病気

病院と医師
健診で「言葉が遅い」と言われた時の言語発達遅滞以外で、言語障害となるものです。
どんな病気が隠れているかを以下に記載いたしますので、ご参照ください。
こちらでは、以下の病気が、主にどんなものかをご紹介いたします。

1.脳性麻痺
胎児がおなかのなかにいる時から出生直後(4週まで)の間に起きた、脳の何らかの障害による「運動の異常」を指します。
年齢とともに進行する麻痺や一時的な麻痺、あるいは単に発達が遅れているだけのものは脳性麻痺とは呼びません。
間違えやすいものに「小児麻痺」がありますが、これはポリオウイルス感染によって発生する麻痺(急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん))のことを指し、脳性麻痺とはまったく異なります。

出典:gooヘルスケア

2.特発性言語遅滞(学習障害)
子どもの発達段階の早期、主に幼児期に明確になってきます。
明らかな知的遅れ(精神遅滞(せいしんちたい))がないのに、学習面のある特異な領域に明らかな遅れが認められることを総称して、特異的発達障害といいます。
特異な領域とは、言葉の表現や理解、文字を書くこと、文字を読むこと、計算すること、運動することなどで、遅れはそれらのひとつ、あるいは複数の領域にわたります。
遅れを示す主な領域によってそれぞれ、言語発達障害あるいは発達性言語遅滞、発達性書字(しょじ)障害、発達性読字(どくじ)障害、発達性計算障害、発達性協調運動障害などと呼ばれています。
多くの場合、単に学習面の特異な遅れだけではなく、多少なりとも対人関係上の問題や行動上の問題も認められます。

出典:gooヘルスケア

3.難聴
難聴は、音を聞いたり、音を区別したりする能力が低下している状態です。
中耳や内耳の障害で、脳の障害ではありません。難聴は生まれつきの障害の中でも、最もよく見られる障害の一つです。
毎年1,000人に1~2人の難聴をもった子どもが生まれます。
生まれた時からある難聴は“先天性難聴”と呼ばれています。
難聴は、青少年や大人になってから進行することもあります。
また、新生児は、生後1ヶ月以内、できたら出生後の退院前に聴覚のスクリーニング検査を受けることがすすめられています。
これは、言語やコミュニケーションの能力は、生後2~3年のうちに急速に発達するため、難聴の発見が遅れると、これらの能力の発達も遅れてしまうためです。
新生児聴覚スクリーニングを受けない場合、2~3歳になるまで診断されないことが多いのです。
早期のスクリーニング・診断・治療の目標は、難聴をお持ちのお子さんの言語や学習能力の発達のお手伝いをすることです。

出典:国立病院機構 東京医療センター

4.小児自閉症
自閉症は、赤ちゃんのうちから特徴的な行動や仕草がみられ、だいたい3歳くらいまでに自閉症に気付く場合が多いです。
症状としては、「人と関わらない」、「コミュニケーションが取れない」、「多動」、決まった行動や興味のあるものに対する「こだわり」が強い、「意志の疎通が出来ない」、欲求がある場合や慣れないことをした場合などで混乱した場合に「パニック」状態になる、などがあります。

出典:発達障害療育の糸口

5.構音障害
「正確な構音ができない状態」あるいは「語音をつくる過程の障害」が構音障害です。
構音の発育は言語の発育の一部となっています。
すなわち、幼児期において構音は発達途上にあるため、言語発達に応じた評価が必要です。
生後数ヶ月で喃語(なんご)が現れ、その後徐々に発達しておおよそ6~7歳ごろまでに完成します。
いいかえれば、小学校入学以降も正常な構音を獲得できていないようであれば、注意が必要です。

出典:gooヘルスケア

6.吃音
言葉の発音の流暢(りゅうちょう)さが損なわれる病気のひとつで、言葉の開始時に、最初の音を何回も速く繰り返したり、次の音が出ない状態(いわゆるどもり)です。
流暢性障害とも呼ばれます。

出典:gooヘルスケア

まとめ

以上のように、1歳を過ぎたあたりから、子どもの言葉の発達について、子どもによって大きな差が出てきます。
上記の発達の目安を参照していただいた際に「自分の子どもの言葉の発達が遅いかも?」と気になったら、病気が隠れている場合もありますので、病院で診てもらってはいかがでしょうか。

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