巧みな会話技術を身につけた3歳児!親子で一層コミュニケーションが深まる会話とは?

3歳女の子
色々なおしゃべりができるようになり、時には大人顔負けの言葉を発する3歳児。その成長は本当に驚きます。
3歳児は、その子の背景にある環境で大きな違いもありますが、持ち前の個性もあります。
また、それらが言葉の発達に大きく関係しています。
今まで習得した言葉を更に助詞・接続詞等を使って、表現法も豊かになる3歳児。

また、“もしかして・・・”と思い疑われる・隠れて潜んでいる病気についても、ご紹介したいと思います。

3歳児はどんな言葉を話すの?目安は?

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子どもの意志・性格もはっきりしてきて、静かに1人で遊ぶのが好きな子と、よく話す・歌う・踊るのが好きな子と、両者で大きな違いがあるのが分かります。
どんな言葉と目安が一般的なのか、書いてご紹介したいと思います。

3歳0ヵ月~4歳

3歳を迎えると約800語の単語を理解していると言われています。
普通に日常生活の話しができるようになったり、大人と会話ができるようになる事がその現れです。
3歳児の言葉の発達の目安と特徴について簡単にご紹介します。

<目安>
・話し言葉が長くなり、助詞を使った従属文が話せるようになる。

・自ら好んでお喋りをし、過去・未来を表す言葉を使う。

・TV・DVDで覚えた言葉を上手に真似して、家族を笑わせる。

・大小、多い少ない、1~3までの数の概念が理解できます。

・言語表現、身振り言葉がスムーズとなり、目の前にないものや過去の経験についても話すようになります。

・4歳になるまで約1000語の言葉を使えるようになります。

<特徴>
・正しい助詞を使って、未来や色の名称、高い・低い等の概念を表現する言葉の理解が進みます。

・翌日の行動を予測して話したり、TVの中は作り事と理解して話したりします。

・自分の周りの現象を、体系立てて考えてみたくなります。
 その結果、色々な質問が飛び出す事となります。

・心身のストレス・緊張を感じると、“吃音”が生じる事があります。

・会話も言葉もスムーズですが、時に癇癪を起こしたりパニックになって泣き出したりする時があります。

・周囲の悪い言葉も覚えて、それを話す事があります。

<注意点>
質問には、なるべく適切な言葉と態度で応答しましょう。
答えに困った時や納得していない時は、逆に質問してみたり、ユーモアに答えてみたりしてコミュニケーション能力を向上させるように努めます。
分かる事は丁寧に教える・応えると、親が質問した時に、きちんと返答してくれます。

親が億劫になり「知らない」「それ分からない」等と返答していると、子どもも全く同じように返答してしまうので注意です。

吃音を生じたら、生活スタイル全体を振り返り、その子にとってのストレス・不満・不安を見つけます。
そして、それを対処すると同時にその子と2人だけの時間を作り、スキンシップや愛情表現を発信し、心身の安定を促すようにします。

親の過度の心配や意識は、吃音を長引かせ、コンプレックスと認識させる言動なので、決して焦りや不安の表出、急かすような言動は一切しないよう注意されて下さい。
正しい言葉使いで、且つゆっくり分かりやすく・優しく話すのが重要です。

癇癪・パニック時は、優しく静かな口調で話しかけ、子どもの言い分を聴きます。
同時に、抱きしめたり背中をトントンしたりして気持ちを落ち着かせるように促しましょう。

言葉のトラブル?原因と対処法

原因と対処法
コミュニケーション障害として、主に3つ考えられます。
音韻障害、吃音、表出性言語障害です。
吃音に関しては、2歳児言葉の発達の記事をご参照ください。

(1)音韻障害

口腔や口唇など解剖学的に異常がないのに、知的な発達水準には見られない幼い発音の仕方、発音の誤りが見られる状態です。

その年齢で習得しているはずの子音が発音できず、“サ行をタ行”のように発音しにくい子音を、発音しやすい子音に置き換えたり(「かあさん」を、「かーたん」等)、音を省略してしまったり(「おばあちゃん」を、「ばあ」等)、子音を脱落させたり(「りんご」を、「いんご」等)する現象がよく見られます。

8歳を過ぎても障害が残る場合は、言語療法が必要になります。

(2)表出性言語障害

その子どもの発達水準から考えて、言葉を話す能力の発達が遅れている場合です。
使える単語数が少なく、文法の習得も遅れている事が多いのが特徴です。

1歳6ヵ月健診の時点でも、意味のある発語がなかったり、3歳児健診の時に二語文が話せなかったりした時に、この疾患を疑われます。

上記2つは、経過観察しながら、定期的に相談をする必要があります。
友達や集団生活の中で、コミュニケーションに支障をきたす可能性もあるので、言語療法が必要となり、言語療法士によって治療が実施される事があります。

言葉の発達が遅いと感じたら念頭におきたい病気

病院
ママ・家族から見て不安に感じた時や、健診で要検査・要観察などと言われた時に疑う疾患となります。
時に、保健師から個別対応となった時、一番、念頭に置かれている疾患でもあります。

(1)自閉症

3歳以前の乳幼児期に、障害が始まると考えられている疾患です。
正式名称は、広汎性発達障害の領域にある“小児自閉症”と呼ばれており、いくつもの領域で発達の遅れ、歪みがあるとされています。

<症状>
3つの領域に現れていると考えられ、分かれています。

1.コミュニケーションの障害
1つ目が、人と言葉・身振りを使って意思や考えを伝え合うコミュニケーションの障害です。
言葉は覚えても、コミュニケーションとして使われる事が少なく、おうむ返しや同じフレーズの復唱が多い、代名詞の人称の逆転を起こしやすいという特徴があります。

2.相互的な対人関係の障害
2つ目が、人に関心をもち情緒や興味を分かち合う、相互的な対人関係の障害です。
視線が合いにくい、自分が興味をもった事を伝えようとする事が少ない、人の立場や気持ちがよく分からないという特徴をもっています。

3.パターン化した行動とこだわりを持つ事
3つ目は、興味と遊びが限定的で、反復的である事です。
ミニカーばかりに熱中する、電話帳や時刻表を何時間、見ていても飽きない、いつも決まったやり方に固執する傾向があります。
言葉の発達が遅れ、ひとり遊びが多く、集団になじめない、いつもと違った事態でパニックに陥りやすくなるといった症状もあります。
同時に、精神遅滞を伴う事も多いです。

しかし、上記の特徴・症状があっても言語の発達の遅れが比較的、少なく、知能が正常な場合は「高機能自閉症」と呼ばれています。

(2)精神遅滞

<概念>
幼児期から、精神発達全体が遅れた状態です。知能や生活能力を基準にして、診断されます。
一般には、言葉の遅れから気づかれる事が多いです。
知能指数70が精神遅滞の判定の目安になりますが、発達途上の子どもの場合、判定は暫定的なものになる時があります。

ある時点で精神遅滞と判定されても、後から正常範囲に内の知能になる事もあります。
このような現象を「キャッチアップ」と呼ばれています。

<原因>
原因が特定できないものも多いですが、以下の原因がある時もあります。
ダウン症、フェニールケトン尿症、周産期障害、水頭症、脳腫瘍等があります。

豆知識 アスペルガー障害について

知能も正常で、言語によるコミュニケーションも一見、正常です。
しかし、他者への関心が薄く、決まりきったパターンに固執するといった点で自閉症と同じような特徴をもつ場合、この疾患が疑われます。

よく自らお話ししますが、人の気持ちが理解できず、自分がどういう立場に置かれているのかの認知が悪く、奇異な行動をとってしまう事が多いです。
また、多動行動を示す事も多く見られます。

まとめ

3歳は単語・会話が拡大して、様々な表現法を習得する時期です。
言葉も理解することができ、たくさん会話をすることができるようになるこの時期は、ママにとっても育児が少し楽になり楽しくなる時期でもあると思います。
様々な事に疑問を持ち、時には質問攻めになったり、答えにくい質問をされることもあるかと思いますが、億劫に感じず、丁寧に会話を心がけてあげる事が大切です。

言葉の発達は、その子の生活や、生活環境により大きな個人差があります。
こちらの記事でご紹介した事を、言葉の発達の目安として、是非参考にしてみてくださいね。

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