子供にとって『お手伝いを続けたくなる言葉かけ』とは?

お手伝い

ねんねからお座り、そして自分で歩けるようになって、世界がひろがった子どもたち。

見るもの、触れるものすべてが目新しく、興味の対象となりますよね。

そんな毎日のなかで、子どもから「お手伝いする!」の言葉も、きっと出てくると思います。

始めは、「そんなに成長したんだ!嬉しい」って気持ちのおかあさんたちも、忙しいタイミングで、やりたいことだけやる子どもたちに、「自分でやるほうが早いのに」なんて気持ちも生まれてくるのではないでしょうか。

でも忙しいときだからこそ、必要なタイミングで、大きくなっても手伝ってくれたならこんなに助かることはありませんよね。

そこには小さな年齢のうちからかける言葉にポイントがあるのです。

「すごいね!」「えらいね!」

お手伝い

始めは手伝おうとしてくれたことに感激し、素直に「すごいね!」や、「えらいね!」の言葉かけをされるおかあさんたちも多いでしょう。

周囲のおとなからもよくかけられる言葉でもあり、子どもたちも、「ほめられた!」と伝わりやすい表現でもあります。

ただ、この言葉かけが原動力となりうるのはごく短期間なのです。

なぜなら、手伝うことは小さな年齢の子どもたちにとっても、特別なことでも、必要以上に能力を使うことでもないからです。

「すごいね!」「えらいね!」には落とし穴も

よく考えてみると、本来、「手伝う」の意味は、

他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。
goo辞書より引用

なので、その意味合いからも、「えらい」の表現がしっくりこないことがわかります。

最初のうちは純粋に喜べても、そのうち???という感覚を子どもたちが抱くようになり、次の原動力には繋がりにくくなるのですね。

筆者の周囲でそうした言葉かけに慣れている子どもたちで

俺、~できるんだよ!すごいでしょ?」「それなら私なんて~だから、私の方が」や「別にこのくらい、大したことないじゃん」というやりとりをするのを見受けますが、誰かに何かを働きかけることは、「優劣」や、「勝ち負け」ではないのですよね。

では、どういう言葉かけをしていくのかを考えます。

「達成感」や「充足感」を満たす言葉かけ

お手伝い

周囲のおとなから、してもらうことが当たり前だった小さな年齢の子どもたち。

手伝うという行為も最初は「ただ、自分がやりたいから」に他なりません。

たまたま真似をしてやりたくなったその行為におとなが喜ぶ、そこで子どもたちはハッとしてまたその顔が見たい!言葉を聞きたい!と習慣づいていき、自分が手伝うことによって、相手もまた自分を手助けしてくれていることに、段々と気付いていくのです。

「助かった!」「嬉しい!」

その気持ちを引き出すためにも、子どもたちが「手伝いをしようとした気持ち(最初は成果よりもこの部分が大きいと思います)が嬉しい」または「実際に(時間や労力が短縮されて)助かった」ことを小さな年齢の子どもたちにも伝えていけるよう、言葉を選んでみましょう。

「お手伝いありがとう!その間に~できたから”すごく助かった“」や「~もできるようになっていて、”すごく嬉しかった!“」など、「役割をもちたい」「役に立ちたい」子どもたちの欲求をかなえ、きちんと言葉で返してあげる。

(””の部分は、手伝っている「子供のため」の言葉ではなくて、手伝ってもらった「ママ(パパ・大人)の思い」なのですが、これがすごく大切です。)

子供が「自分が認められている」と感じる充実感を

家庭菜園

さらに、「役割をもつ」ことに着目すると、子どもの意外な個性に気づくことがあります。

年齢に関係なく、同じきょうだいでも、好きな分野、得意な分野があるのですね。

子どもたち本人も自分の個性に気づいてきたら、あなたにはこれを任せる!と役割を決める。

年齢の小さな子ほど、私がいなきゃ!僕の出番!と張り切ってくれ、実際にその子の働きに大いに助けられる状況になっていきます。

うまくいかないときこそ、親子の成長のチャンス

もし、思うような動きをしてくれなかったとしたら、「~ちゃんはどういう方法がいいと思った?そうなんだね、やってみようかな」とひとまず、受け入れて失敗だとわかっててもやってみましょう

筆者の場合は、こうしたやりとりの中から新たなヒントをもらうことも多いです。

小さな年齢の子どもならではの発想に驚かされます。

そうなると子どもたちに「これは自分の方が得意(またはうまくできる)だから違うことをやってて」と、提案されたりします。

もし、受け入れた方法がうまくいかないとわかっても、そこで「じゃあ、こんな方法はどう?」と提案できますよね。

躾のためにと手伝いをさせる、という発想ではなく、子どもたちの力をどう借りるか、自分が苦手なこと、手がまわらないことのどの部分をのちのちサポートしてもらえたら助かるか…そのための方法を考えたり、言葉かけを心がけると、子どもたちは、おとなの想像以上に力を発揮してくれて、そのうち頭で考えた言葉かけなど、きっといらなくなりますよ。

原稿協力:優月
事務職・保育士の経歴のある1女1男のママ。

▼こちらの記事もおすすめ
なんでもお手伝い!カワイイ2歳の助手|子ある日和

関連ワード:

この記事が気に入ったら
いいね!してね!

最新情報をお届けします