赤ちゃん 、なんで手をグーにしているの?

生まれたばかりの赤ちゃんはとても神秘的。
赤ちゃんの余りにも無垢な表情を見ていると、神様の世界と人間の世界の狭間で生きている様に感じられるときはありませんか?

寝ているときにふと見せる笑顔。
手に指を添えるとギュッと握り返してくるしぐさ。
どれもがとても可愛らしく、愛しくてたまらない気持ちになることでしょう。

しかし、こんな赤ちゃんのしぐさは、実は「原始反射」によるものだとご存知でしょうか?
今回はこの「原始反射」の中でも、赤ちゃんの手にある「把握反射」についてご紹介したいと思います。

1. 赤ちゃんが手のひらの言い伝え

赤ちゃんの手指

生まれたばかりの赤ちゃんの手のひらは、いつもグーの状態で握られています。

古くから赤ちゃんの手のひらの中には「幸せ」が握られていると言う言い伝えがありますが、開いてみるといつの間に握ったのか、ホコリやゴミがいっぱい詰まっていることも。
「いやいや、ゴミばっかり握られてるよ」とつい突っ込みを入れたくなることもあるでしょう。
また握られた手のひらはしっとりと汗ばみ、匂いを嗅いでみると臭かったなんてことも。

しかし、愛らしい赤ちゃんだからこそ、そんなホコリやゴミさえ愛しく、またついつい汗の繰り返し匂いを嗅いでしまうというお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

それでは、どうして赤ちゃんの手はいつも“グー”の状態で握られているのでしょうか。

2. 原始反射と把握反射

赤ちゃんの手

生まれてすぐの赤ちゃんには、「原始反射」と呼ばれるいくつかの機能があります。
これは、運動機能が未熟な赤ちゃんが生き残っていくために必要な本能的な働きだとされています。

お母さんの乳首を探す。
乳首に吸い付き母乳を飲む。
お母さんに抱きつく。

これらの動きは、すべて赤ちゃんの意思とは関係なく無意識に起こる反射反応によるものです。

そしてそんな「原始反射」の1つとして、把握反射というものがあり、これが赤ちゃんが手のひらをいつも“グー”の状態にしている理由といわれています。
赤ちゃんは把握反射によって、手に触れたものを自然に掴み、お母さんにしがみ付くことが出来るのです。

3. 把握反射はいつまでつづくの?

赤ちゃん

それでは、この把握反射はいつまでつづくのでしょうか?
把握反射を初めとする赤ちゃんの「原始反射」は、赤ちゃんの成長にしたがって消滅すると言われています。
そして把握反射は、生まれてすぐに見られ、生後5~6ヶ月頃になくなるのが一般的です。
赤ちゃんの脳の発達。そして自発的に動けるようになり、原始的な反射を必要としないこと。それが把握反射の消滅時期となり、個人差があるとされています。

4. まとめ

以上のように、赤ちゃんが手のひらを“グー”で握っている理由。そして赤ちゃんの反射について解説しましたが如何でしたでしょうか?
原始反射は赤ちゃんがこの世界で生きていくための潜在的な力。
そんな力を持って生まれてくる赤ちゃんが、更に愛しく思われたことでしょう。
是非赤ちゃんのグーの中に指を入れ、赤ちゃんの“生きる力”を感じていただきたいと思います。

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