妊婦さんの体重管理の重要性!知っているようで意外に知らない体重管理について

妊婦
妊婦さんの多くの方が、妊婦健診時に産婦人科医師や助産師から「体重管理はしっかりとお願いしますね」と、指導や助言、妊婦さんの体重変化の現状を伝えられたりします。

病院によって異なるでしょうが、長い待ち時間の末の妊婦健診。
エコーでお腹の中の赤ちゃんを見て、「順調に成長してますね」の一言であっけなく終了。
そんな病院もたくさんあるでしょう。

「どういう理由で順調なの?」「今お腹の赤ちゃんはどんな状態なの?」など、疑問がたくさん出てくると思います。
体重管理についても、その中の一つ。

どうして体重は増えてはいけないのか。増えすぎたらどういうリスクがあるのか。胎児にはどんな影響を与えるのか。
今回は、妊婦さんの体重管理の重要性について詳しく見ていきたいと思います。

なぜ体重管理が必要なのか?

体重管理
妊婦さんが、体重増加すると以下のリスクが生じます。

1.前期破水の恐れ
2.妊娠高血圧症候群の発症
3.巨大児分娩の恐れ
4.帝王切開分娩の可能性
5.妊娠高血圧症候群のリスクが高まる
6.分娩時、産道が狭くなって難産状態となりやすい
7.分娩後、子宮収縮が悪く悪露が長引く可能性ある

この7つの点を医師や助産師が指導・伝えているかと言うと、現状はなかなか無いか、ほとんど無いに等しい状態と思われます。
しかし、上記7つは“もしかしたら、自分に当てはまる事かもしれない事態”で、決して他人事ではなく、しかもしんどい・辛い思いを強いられる現実でもあります。

妊娠に伴う体重増加とは?

はてなマーク
これは、生理的なもので異常ではありません。
妊娠によって体重が増えるには、理由があります。
個体差もありますが、平均として言われている数値を書いていきます。

その理由として、
1.乳房の増大…0.5~1.0Kg
2.子宮の増大…0.5~1.0Kg
3.皮下脂肪の貯蔵…3.0~3.5Kg
4.タンパク質の貯蔵…3.0~3.5Kg
5.水・電解質の増加…1.0Kg
6.胎児および胎盤…4.0~4.5Kg

一般的には、“赤ちゃんと脂肪が増える体重”と捉えられている方が多いと思います。
しかし、こうして見ると分娩後の母乳成分や体力・回復力に備えて皮下脂肪・水・電解質等も増加しています。

皮下脂肪に関しては、「脂肪は要らない、何で増えるのかな?」等と疑問に思われている方もいらっしゃると思いますが、
その理由は上記の分娩時・後の体力維持、産後の回復力促進、妊娠中は胎児を衝撃から守る事や、食べられない時には脂肪を栄養に変えて胎児に栄養を送る為等、活躍していて無駄な脂肪ではありません。

体重増加だけがリスクではない、痩せも危険信号

危険信号
体重増加ばかりが妊婦さんや、赤ちゃんに悪影響を与えるわけではありません。
痩せている妊婦さんにも影響があります。

痩せは低体重とも言われており、BMIが18.5未満をさしています。
では、どのようなリスクがあるかというと以下があります。

1.低出生体重児分娩
2.子宮内胎児発育不全
3.切迫早産
4.早産
5.貧血が高まる可能性(妊婦さん)

こうして見ると、“痩せているから良い“とは限りません。
赤ちゃんにまで影響を及ぼしている事が分かります。
また、上記は緊急入院が必要だったり、分娩後、赤ちゃんはNICUに入院する可能性がある等、妊娠と分娩のみで終わらない問題も出てきたりする事があります。

理想の体重増加とは?

体重増加
妊娠全期間を通しての推奨体重増加量と、妊娠中期~後期における1週間あたりの推奨体重増加量を、体型に分けて書いていきます。

1.低体重:BMI18.5未満

妊娠全期間を通しての推奨体重増加量・・・9~12Kg
妊娠中期~後期における1週間あたりの推奨体重増加量・・・0.3~0.5Kg/週

2.ふつう:BMI18.5~25.0未満

妊娠全期間を通しての推奨体重増加量・・・7~12KG
妊娠中期~後期における1週間あたりの推奨体重増加量・・・0.3~0.5Kg/週

3.肥満:BMI25.0以上

妊娠全期間を通しての推奨体重増加量・・・個別対応
妊娠中期~後期における1週間あたりの推奨体重増加量・・・個別対応
※産婦人科医師と助産師から、指導をいただく必要があります。

以上、妊婦さんの体重管理の重要性をご紹介させて頂きました。
是非、参考にして頂ければ幸いです。

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