【必見!!】こんなにあるハイリスク妊娠!知って自分と赤ちゃんを守っていこう!

妊婦さん
高齢出産は「○高(まるこう)」とも言われ、自分のカルテに赤い字で「○高」印が付く事から多くの方がその存在を知り、同時に意識して体調管理に気をつけていらっしゃる方が多いかと思います。

また、高齢出産はリスクが高い事を存じている方が多くいらっしゃいます。

しかし、他にもリスクがあります。
妊娠を気づかない状態や、妊娠を意識して待っている状態、妊活中の方等、広い女性の皆さんとリスク範囲を知っていただきたく、今回はハイリスク妊娠についてご紹介いたしますので、ご参照ください。

ハイリスク妊娠とは?

クエスチョンマーク
「ハイリスク妊娠」とは、「妊婦・胎児のいずれか、または双方に高いリスクが予測される妊娠」を言います。

何らかの疾患を合併している妊婦、過去の不良な妊娠・分娩、好ましくない生活習慣等があり、広範囲に渡ってリスク因子が存在しています。

妊娠が発覚して、確定診断や定期的に行われている妊婦健診等で、医師や助産師、看護師からは直接、「あなたはハイリスク妊娠です」等と露骨には伝えられないものの、多くの妊婦さんが「生活リズムを整えて、赤ちゃんを大事にね」、「体重増加に気をつけて頑張って行きましょう」等と言われています。

ハイリスク妊娠により、どのようなことが起こるのか、リスク因子をご紹介していきますので、ご参照ください。

リスク因子の発見方法は?

指さし&クエスチョンマーク
ハイリスク妊娠によるリスク因子の発見方法として、助産師や看護師が活用しているものをご紹介いたします。
病院によっては、問診表や診察で聞かれた事がある妊婦さんもいらっしゃるかもしれません。
もし、該当しても慌てずに診察時に医師や助産師へ相談されて、指示や助言をいただいて下さいね。

生活習慣、心理的・社会的因子、体格

1.意図しない妊娠
2.経済的問題
3.未婚・離婚、別居中の妊娠
4.家庭内暴力
5.近親婚(4親等以下)
6.高年齢(35歳以上)
7.若年齢(18歳以下)
8.低身長(145cm以下)
9.肥満(妊娠前BMI25以上)
10.やせ
11.喫煙
12.飲酒
13.麻薬、覚醒剤
14.常用薬剤(抗てんかん薬など)

全身疾患

1.高血圧
2.心疾患
3.糖尿病
4.腎疾患
5.甲状腺疾患
6.精神疾患(統合失調症、うつ病など)
7.神経疾患(てんかん等)
8.肺疾患(喘息、結核など)
9.出血性素因、血液疾患
10.貧血
11.自己免疫疾患(全身性エリトマトーデス等)
12.泌尿器疾患(腎盂腎炎など)
13.消化器疾患(潰瘍性大腸炎など)
14.女性生殖器疾患(子宮がん、子宮筋腫、卵巣腫瘍など)
15.その他の全身疾患

妊娠・分娩歴

1.自然流産、子宮外妊娠の既往
2.早産の既往
3.周産期死亡の既往
4.児の先天異常、遺伝病
5.子宮内胎児発育遅延
6.巨大児
7.帝王切開の既往
8.遷延分娩、吸引分娩、鉗子分娩
9.分娩児多量出血
10.妊娠高血圧症候群の既往
11.前置胎盤、常位胎盤早期剥離
12.不妊症の治療

今回の妊娠経過

1.性器出血
2.下腹痛
3.胎位の異常
4.羊水過多
5.羊水過少
6.多胎
7.過度の体重増加(15Kg以上)
8.過大子宮(巨大児、羊水過多、子宮筋腫など)
9.過少子宮(胎児発育制限)
10.予定日超過
11.胎児健康状態の異常
12.血液型不適合
13.感染症
14.その他の異常

生活習慣、心理・社会的因子、体格による影響は?

腕組みする女性
ハイリスク妊娠の発見方法やの中でも、生活習慣、心理・社会的因子、体格による影響がどのようなものが関係するか、大切なものをピックアップしてご紹介いたしますので、ご参照ください。

意図しない妊娠

1.葉酸摂取の不十分
胎児の二分脊柱症の発症を低下させる為に、葉酸の接種が推奨されています。
しかし、思いがけず妊娠した時は、妊娠前に葉酸摂取している事が少ない・足りない時があります。
妊娠に気づいてから葉酸を摂取されても、期待はできない事態です。
この為、リスクが上がるという事に繋がってしまいます。

血糖コントロールの不十分

糖尿病の女性では、血糖コントロールが不良となり胎児の先天形態異常の頻度が高くなってしまいます。
この為、妊娠する前から十分に血糖コントロールして意図的・計画的に妊娠する事が望ましいです。

家庭内暴力

暴力での腹部への物理的危害によって、妊娠経過が影響される事があります。
妊婦さんは、厳重な注意が必要となります。

高年妊婦

35歳を超えると、高血圧、糖尿病、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、糸球体胎児発育遅延、染色体異常、先天形態異常などの異常頻度が上昇する事が報告されています。

若年妊婦

貧血、子宮内胎児発育遅延、周産期死亡が多いと言われています。
胎児もですが、成長期である妊婦自身にも十分な栄養摂取が必要となります。

喫煙

喫煙量に比例して、子宮内胎児遅延や早産のリスクが高くなります。
さらに常位胎盤早期剥離など血流障害にも続く合併症や、周産期死亡が増えます。

飲酒

過度の飲酒は、胎児アルコール症候群を引き起こします。
また、子宮内胎児発育遅延、異常行動、精神遅滞、顔面・頭蓋形成異常、心臓形成異常、脳脊髄形成異常など、異常を引き起す確率が高くなります。

非合法薬物

1.母体への影響
常習者では、常位胎盤早期剥離の頻度が上昇します。
心筋梗塞、不整脈、大動脈破裂、脳卒中、痙攣、消化管梗塞、高体温、突然死などのリスクが高くなります。

2.胎児への影響
死産、頭蓋形成異常、孔脳症、心臓形成異常、消化管梗塞などの先天異常のリスクが高いです。

肥満

肥満妊婦は、高血圧、妊娠糖尿病、血栓性静脈炎、異常分娩、帝王切開、手術合併症などの頻度が上昇します。

やせ

胎児の健全な発育の為に、栄養バランスの良い食事を十分に摂る事が大切です。
神経症無食欲症(神経症食思不振症)の妊婦さんの場合は、子宮内胎児発育遅延をきたしやすく、輸液による治療や精神的ケアも必要になってきます。

常用薬剤

妊娠に気づかず・妊娠中に、何らかの薬剤を服用した場合、その薬剤の胎児への影響が懸念されます。
医療側は、その薬剤の催奇形に関する動物実験およびヒトに関する情報を調べ、妊婦さんにできるだけ正確に提供するようになっています。
サリドマイドに関しては、明確な催奇形が報告されています。
なお、人工妊娠中絶の可否については、母体保護指導指定医師が判断しています。

妊娠・出産歴によるリスクは?

疑問に思う女性
初めての妊婦さん、経産婦さんが対象となるものです。
どのようなリスクがあるのかをご紹介いたしますので、ご参照ください。

妊娠経過の異常

多くの妊娠合併症は、次回の妊娠で反復するリスクが高くなっています。
背景に、子宮外妊娠、流産、早産、頸管無力症、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、妊娠糖尿病があります。

分娩経過の異常

前回の帝王切開や、吸引分娩、鉗子分娩の既往は、それだけでも帝王切開の適応となりやすくなります。

児の異常

過去の出産で、胎児の発育異常、先天異常、染色体異常、遺伝病の有無は今回の妊娠・出産に参考となります。

葉酸の投与により二分脊柱症の発症が低下したり、一部の先天異常は予防が可能したりする事が可能です。
妊娠中の胎児診断や、出生時の迅速な対処によって障害の程度を少なくする事ができるものもあります。

不妊治療の有無

卵細胞室内精子注入療法によって生まれた児は、父親由来の染色体異常(Y染色体異常)が増えるとう報告があります。

通常の不妊治療によって、異常児が多くなるという報告はありません。

ハイリスク妊娠の場合、どのような症状が出るの?

悩む女性
妊娠によって、疾患が表出したものを、偶発性全身疾患と言われています。
偶発性全身疾患とは、どのような症状が現れるのかをご紹介いたしますので、ご参照ください。

妊娠糖尿病、糖尿病

糖尿病という響きから、「中高年の方がなる」と考えられている若い方もいらっしゃいますが、若いから罹患しないとは限りません。
発症しやすい因子として、下記があります。
1.肥満
2.過剰体重増加
3.高齢
4.経産回数
5.糖尿病家族歴
6.巨大児出産の既往

心疾患

頻度は1~3%ですが、非妊時よりも循環血液量は1.5倍に増えて心拍出量も増加する為、心臓に大きな負担となります。
心臓の予備能の小さな心疾患合併妊娠では、心不全をきたすリスクが高くなります。

貧血

正常妊婦の循環血液量は、妊娠が進行するにしたがって増加しますが、多少の低値は正常範囲です。
しかし、ヘモグロビンが11g/dl未満まで低下した場合には、妊娠貧血として治療の対象となります。

全身性エリトマトーデス

膠原病の1つで、原因不明の疾患です。
主な症状に蝶形紅斑、関節炎、発熱、日光過敏症、腎症状、精神症状などです。

1.腎障害がある妊婦さんの場合
妊娠高血圧症候群を併発しやすいので、注意が必要です。

2.抗リン脂質抗体が陽性の妊婦さんの場合
流産・早産、胎児死亡、子宮内胎児発育遅延などをきたしやすくなります。

てんかん

抗てんかん薬は、胎児の先天奇形の頻度を上昇させる事が分かっています。
また、抗てんかん薬を中止して、痙攣発作が生じた場合には、低酸素状態による重篤な障害が胎児に生じる可能性があります。

甲状腺機能亢進症

代表的なものは、バセドウ病です。
自己抗体によって、甲状腺機能亢進症が悪化する事が多いです。
妊娠初期と、分娩後に悪化しやすい傾向もあります。
胎児への影響として、流産・早産、死産、子宮内胎児発育遅延、新生児一過性甲状腺機能亢進症などがあります。

腎疾患

1.母体への影響
高血圧やタンパク尿が増悪して、高頻度に流産・早産、子宮内胎児発育遅延、胎児死亡などをきたします。
腎機能が低下している妊婦さんには、安静、食事療法(塩分制限、高タンパク食)、降圧薬投与などの治療が行われます。

2.胎児への影響
胎児の健康状態に危険が迫れば、妊娠継続を中断して児を娩出します。

婦人科疾患

1.子宮筋腫
流・早産、胎児発育障害、分娩進行の障害の原因となります。
子宮下部に存在する筋腫や、児の娩出に影響を与えると考えられる場合は、帝王切開が選択されます。

2.子宮頸がん
初期子宮頸がんでは、焼灼術あるいは分娩終了まで経過観察の方針がとられる事が多くあります。
しかし、進行がんでは母体の生命予後を第一に考え、広範囲子宮全摘術などの根治術が考慮されます。

精神疾患

妊娠前から患っている場合と、妊娠・出産を機に発症する場合があります。
特に産褥期は様々な精神症状が再燃しやすいのが大きな特徴です。
代表的なものには、マタニティーブルーと、産後うつです。

まとめ

今回は、ハイリスク妊娠がどのようなものなのかついて、看護師をしていたママよりご紹介いただきました。

妊娠された皆さんが、母子共に順調に安全に、何も問題無く妊娠継続と分娩(自然・帝王切開)を迎え、生まれた赤ちゃんにも問題が無いことをお祈りいたします。

事前に持っていただく知識として、参考にしていただけますと、幸いです。

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