賢くなるだけじゃない。「絵本の読み聞かせ」がもたらす『もっと大切なこと』とは。

絵本の読み聞かせ

「子育てには絵本」というのは、よく聞く話だと思います。

読み聞かせをすることで、子どもが文字に関心を持ち、読書好きになってくれれば…という親の期待も少なからず含まれていると思いますが、もっと大切なことが、絵本の読み聞かせにはあると言われています。

生きるために必要なものとは?

子供

人間が生きていくために必要なものは何でしょうか。
食べ物、空気、水。そして、言葉です。

言葉の獲得ができれば、人とのコミュニケーションもスムーズにできるようになります。
子どもには言葉をたくさん覚える機会を与え、適切に使えるように親が導いていかなくてはなりません。その第一歩が「絵本」だと言えます。

体験を通じて人は言葉を獲得していきますが、絵本を読むことで、その体験を一層豊かなものにしていきます。「おひさま まぶしいね」と、散歩の時に親から子どもに言葉を掛けたとします。初めは何のことか分からなくても、絵本を見ながら「おひさまだね。まぶしそうだね」などと話すと、子どもが体験したことと繋がり、言葉を獲得しやすくなります。

同じ本を何回も読むことも同じです。親としては、何回も同じ本を繰り返し読んでいると飽きてきますし、他の本にも興味を示して欲しいと思ってしまいますが、何回も同じ本を読みたがるということは、まだ、そこから吸収するものが残っているということです。体験したことを確認しているかもしれませんし、言葉として獲得しようとしているのかもしれません。まだ、その子どもに必要な栄養が残っている本ということになりますので、辛抱強く付き合って上げて下さい。

絵本の読み聞かせで伝わる親の愛

子供と本

大好きなお父さん、お母さんに絵本を読んでもらうのが大好きな子ども達。

大好きな人から読んでもらう絵本は格別で、優しく語りかけてくれる言葉には安心し、時には希望を持ち、自信を持つこともできるのです。

それは、子どもが成長していっても忘れることができない愛の記憶として残ります。

子どもが大人になり、自分の子どもに同じ本を読んであげるとき、「こんな感じで読んでもらったな」と思い出す人も多いと思います。

絵本にまつわる興味深いエピソード

また、興味深いことに、鉛筆だけで絵を描かれた白黒2色の絵本も多く出版されているのですが、子どもの頃に読んでもらった人が大人になって同じ本を見た時、「私が読んでもらっていたのはカラーの本でした」という人が少なくないそうです。

実際にはカラーの本は存在しないのですが、親から読み聞かせてもらっているうちに、白黒の世界までもが色鮮やかな世界へと変わっていったと言えます。

愛は生きる力になる

手をつなぐ親子

絵本の読み聞かせで親からの愛情を感じとり、心に栄養を補給できた子どもは、言葉と想像の力を身に付け、思考力を養い、感性を磨いていきます。

“子どもの心に寄り添って”と言われることがありますが、それは子どもに安心できる時間を与えることです。

例えば、それは親から愛情たっぷりに絵本を読んでもらう時間だったり、親の膝の上に座って一緒に絵本を見る時間だったりすることもあるでしょう。

では、愛情とは、そんなに大切なものなのでしょうか?

愛情が『生きる希望』を育む

ヴィクトール・E・フランクルが書いた「夜と霧」という本をご存じでしょうか?

ユダヤ人精神分析学者が、自分のナチス強制収容所体験をつづった本なのですが、この中で生き残った人と死んでいった人の違いについて述べられています。

生きた人は生きる目標を持っている人です。自分が死んだら家族が悲しむ。愛する家族の元に何としても帰る、という目標です。

一方、死んだ人はネガティブな人で、社会に希望を持てず、誰からも必要とされていないと感じる人です。

子どもの時に、愛情をたくさん与えて貰った人は、生きる希望を持つことができる。

今、簡単にできる愛の体験のひとつとして絵本という素晴らしいツールがあるのですから、利用しない手はないです。

どの絵本を買えば良いか分からない方へ

子供の絵本

いざ、子どもに絵本を読んであげたいと思っても、子ども向けの絵本は種類が多すぎて、何を選べば良いか迷ってしまうと思います。

「良さそうだから」「絵本ランキング上位に入っているから」そんな理由で買ったのに、子どもは全く興味を示さないということもありますし、絵本って意外と値段が高いから、そう何冊もまとめて買う訳にもいかないので、悩みますよね。

図書館にはこんな活用法が

そんな時は図書館へ行ってみては如何でしょうか。

年齢別にオススメの本を教えてくれますし、何冊借りても無料です。

もし、子どもが気に入って、何度も読むようであれば、その本を購入すれば良いのです。

近くに図書館が無い場合、週末の予定のひとつに図書館へ行くことも選択肢に入れてみては如何でしょうか。

子ども向けのイベントや読み聞かせをしている図書館も多いですし、1回借りれば2週間くらいゆっくり読むことができます。もし、次にその本を予約している人がいなければインターネットで貸出を延長することもできます。

一度、お近くの図書館を探してみられては如何でしょうか。

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