3歳ごろまでの記憶がなくても、愛情はムダにならない理由~幼児期健忘の秘密

子供

「あなたの最も古い記憶は何歳頃ですか?」多くの人は、3歳頃の記憶を最も古い記憶として、挙げることが多いんだそうです。

3歳頃より以前の、生まれてから乳幼児期の記憶を覚えてないという事を「幼児期健忘」と呼びます。

「幼児期健忘」は、誰にでも現れる症状で、幼稚園児や小学生に聞いても、成人と同じく3歳という年齢を境に、それ以前の記憶を忘れてしまっているということになります。

これを聞いて一生懸命育児しているパパ・ママは「なんだか寂しい」と思われるかもしれません。いろんなところに連れて行っても忘れてしまう、なんて言われたらちょっとショックですね。

でも大丈夫!この「幼児健忘症」が、子どもの脳の成長に大きく関割る仕組みや、愛情たっぷりに育てることに意味がある理由をご紹介します。

記憶ができるようになるまでの仕組み

赤ちゃん

脳の記憶や、空間学習能力をつかさどる器官を「海馬」といいます。聞いたことがあるという方も多いことでしょう。

その海馬がほぼ完全に出来上がるのはだいたい2~3歳頃といわれています。

そのため、脳にメモリーとして残っても、それを思い出すことが出来ないのだそうです。

海馬が完成する前も、脳は日々発達して、刺激を受けている

笑顔の親子

2~3歳頃より前の海馬が未完成の時期も、脳は日々発達して刺激を受けているため、映像や言葉ではうまく表すことが出来ないというだけで、脳は毎日の刺激を受け、メモリーとしては残っているそうです。

様々な刺激により日々、脳細胞は発達していくので「楽しい・嬉しい」と感じれば脳も楽しい・嬉しいという刺激を受けますし、「悲しい・つらい」と感じれば、脳は悲しい・辛いという刺激を受けるそうです。

つまり、3歳以前の記憶を思い出すことが出来なくても、生まれてからの3年間で「幸せ」と感じることが多ければ多いほど、幸せを感じる刺激をうけることが出来るのです。ですから、パパ・ママや、周囲の人に愛されて育つといくことがとても重要なことなんですね。

生まれてからの3年間で「幸せ」と感じることは、大切な経験

赤ちゃん連れのファミリー

家族との楽しかった思い出や、パパ・ママから愛され、大切に育てられたという経験は心の奥に必ず残っているので、無駄なことなんてありません。

今しかしてあげられない事を一緒に楽しみ、たくさん経験させてあげて、たとえ子どもの記憶に残らなかったとしても、写真やホームビデオなどで「あの時こんなことをしたんだよ」など、思い出を話してあげることが、親子にとってかけがえのない心の財産になるのではないでしょうか?

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