初夏から夏に流行!!手足口病。感染源は●●!?対処法もご紹介!

熱を測る子供
手足口病は、乳幼児に多く見られるウイルス感染によるものです。
特徴的なのは、便にウイルスが排泄され、その便が感染源となっています。
排泄のお世話時に便を触れた手や、赤ちゃんが何かの拍子でお尻に付着した便を触ったりすると、その手からも感染し拡大する事になってしまい一気に集団感染となる事もあります。

これからの季節に向けて、知って備えておきたい手足口病について、看護師をしていたママよりご紹介いただきます。

手足口病 発生時期は夏が多い!

夏の風景
手足口病は、1年のうちで初夏から夏場の発症が多く、流行する事があります。
また、流行時には極稀に“髄膜炎”による死亡報告例がある、軽視してはならない疾患の1つでもあります。
どのようにして、手足口病が発生・感染するのでしょうか。

集団感染の背景

託児所や保育園等では、乳幼児の集団でもある為、誰か1人が発症すると次々に感染し、同じ症状・疾患を患う可能性が高くなります。

二次感染の背景

託児所や保育園等に通われている上のお子さんがいる赤ちゃんでは、その上の子が感染すると、二次感染として自宅にいる赤ちゃんにも感染する可能性もあります。
また、上のお子さんがいらっしゃらない家庭でも、産後に預けながら働くお母さんは、託児所や保育園等で赤ちゃんへ感染する可能性がある事を念頭におく必要があります。

大人が感染を広げる背景

「先生」と呼ばれる保育士が、手袋の交換や手洗いを徹底してオムツ・パンツ交換しても、目の行き届かないところで感染源が拡大・進行している事もあります。
大人でも感染防止対策が追いつけない事態となり、感染が拡大していく要因となります。

手足口病はどんな症状なの?

クエスチョンマーク
手足口病の症状の流れとして、発熱、口内痛・咽頭痛、水泡性丘疹の後に治癒という過程があります。
どのような症状か、ご紹介いたしますので、ご参照ください。

発熱

発熱が起こらない赤ちゃんもいます。
罹患した赤ちゃんの1/2~1/3に微熱程度の発熱が見られます。

口内痛・咽頭痛

口腔粘膜に水泡や潰瘍を伴い、咽頭炎を伴う為に痛みが起きます。

水泡性丘疹

水泡性丘疹とは、ポコポコとして中に水を含んだ丸みをおびたもので、手背、手掌、指間、足間、足背、足底、膝関節、口腔粘膜に見られます。

丘疹

出現部位は多様で、必ずしも手・足・口の3ヵ所に出現しない時もあります。
丘疹は、かさぶた(痂皮)を形成してから、7~10日で瘢痕を残さず治癒するのが特徴です。

手足口病の治療法は?

薬
お子さんが手足口病を発症して病院に行った際、小児科医などから「ワクチンなどはない」などと言われたことはありませんか?

実際には、どのように手足口病を治療しているのかをご紹介いたしますので、ご参照ください。

発熱に関して

解熱薬を使用しないで、冷やして経過観察をするのが多いですが、体温が高温になった時は、必要に応じて解熱薬が処方されます。

口内痛に関して

口腔粘膜の水泡は、潰瘍病変が生じる為、痛み・滲みるといった苦痛を伴います。
口腔内用のステロイド剤、キシロカインゼリーを使用して、疼痛軽減と回復を促す対症療法が行われます。

水泡に関して

水泡は、2~4日で乾燥して飴色になるのが特徴で、自然治癒する為、特異的な治療法はありません。

かさぶたは引っ掻くのはNG!!

×印を作る子供
外見から見て、かさぶたや水泡を生じます。
異変や症状への興味から、その場所へ手を持っていく赤ちゃんもいます。
赤ちゃんや子供がかさぶたを引っ掻かないようにする対処法をご紹介いたしますので、ご参照ください。

適度に爪を切る

無理にかさぶたを引っ掻いたりして、剥がしたり出血させたりしない為に適度に爪を切り、引っ掻いた時の影響を最小限に努めます。

長袖を着せる

半袖を着せず、あえて長袖を着せる事で直接、掻く事を避けるように努めます。
下着も綿で吸水性に優れている長袖の下着を着せるといった工夫も大切です。

ガーゼで保護する

暑い季節に長袖を着せる事で、赤ちゃんに「暑い」という別のストレスを与えてしまう時があります。
その時は、丘疹の部位にガーゼを覆って保護するのもお勧めです。

かゆみの軽減を図る

かさぶたに痒みを生じている場合は、水で濡らした少し冷たいガーゼを当てて、痒みを抑える工夫をします。
また、温まり過ぎる温度での入浴を控え、寒くない程度のぬるま湯・適温のお湯に浸かると痒みが増しません。
赤ちゃんの状態と気温、室温を確認してから湯加減をご調整ください。

痒い時は冷やすと、痒みが引き緩和されます。
逆に温めると、痒みが増し、拡大してしまいます。
同時に、赤ちゃんの熱の状態によってシャワーや入浴・清拭を選択して行い、清潔の保持に努めると痒みが落ち着いたり、気分転換になったりします。

手足口病による合併症は?

クエスチョンマーク
手足口病による合併症はどのようなものがあるかご紹介いたしますので、ご参照ください。

髄膜炎

流行時、ごく稀に、髄膜炎を合併してしまいます。
発熱して下がらない、高温が続く等の症状があったら再度、小児科受診をして下さい。

下痢

手足口病による合併症の中には、下痢を伴う事もあります。
脱水症状・脱水に陥り、点滴治療を行う必要がある時もあります。

水分補給について
下痢している時は、水分を少量から飲ませて様子を見ます。
また、冷たすぎず・熱すぎず適度な温度のポカリスエットなどのイオン飲料を飲ませる事が重要です。
お茶や水も大切ですが、下痢によって電解質がなくなってしまします。
その為、電解質を補給してあげないと、脱水となり症状の悪化・回復遅延、疲労が増強する等、新たな合併症を起こす原因になります。

手足口病になったときの対応は?

手を洗う子供
手足口病になったときの対応はどのようなものがあるかご紹介いたしますので、ご参照ください。

感染源の抑制

感染源となる便の接触を遮断する事と、排泄の援助後は厳重に手洗い・うがいをして自分が感染してしまう予防と、感染拡大の抑制に努めます。
同時に、家族全員で励む事が必要であり、場合によって排泄のお世話をするメインの人を決めて徹底するのも効果的です。

トイレ掃除を念入りにする

オムツ処理の際に、便をトイレへ流すので、トイレの掃除・除菌も必要になってきます。
パンツ(トイレトレーニング)の時も、汚れを手洗いした後、パンツを洗濯用洗剤等に浸け置きにして、最後の手洗いもしっかり行います。
処分するオムツに関しては、使用後の1枚のオムツを1つずつ袋に入れて万一、触れても直接、オムツを触る事がない状態にします。

自宅で安静療法

手足口病は対症療法が基本ですが、医師の説明をよく聞き、守る事で最悪の事態を防ぐ事は可能です。
場合によっては、託児所や保育園等を休んで自宅で安静・静養に努め、回復を促す方が赤ちゃんの早い回復に繋がります。

まとめ

赤ちゃんや子供が手足口病になった際、具体的な対応方法を医師からも十分に説明されないこともあるため、ママやご家族はどのように対応すれば良いか、困ってしまうこともあるでしょう。

その際の予備知識として、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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