【必見!!】感染力が強い麻疹(はしか)ってどのようなもの??

ウイルス

麻疹は、麻疹ウイルスの飛沫感染・空気感染によるもので、ウイルス感染症に入ります。
1~5才の子供がかかりやすく、伝染力が極めて強いウイルスで集団感染にも発展してしまう疾患です。

強い伝染力をもつ麻疹から、予防接種で赤ちゃんが麻疹に感染した際の重症化・合併症の発症を抑え、可能な限り早い回復を促し、心身の疲労を軽減すると共に安心して日常生活が送れるよう備えていく事が大切になってきます。

麻疹とはどのようなものか、看護師をしていたママよりご紹介いただきますので、ご参照ください。

また、2016年9月現在のはしかの流行についての参考記事も随時更新いたします。

麻疹に感染する原因は?

マスクをした子供
麻疹に感染する原因は、麻疹に感染した乳・幼児の咳、くしゃみで麻疹ウイルスが飛び散り、そこから空気感染・飛沫感染・接触感染することによって起こります。

潜伏期

9~11日で、感染力は感染してから1~4目に最も強く出ます。

感染力

発疹の出る4日前~発疹後5日までは、感染力があります。
感染力がある時期に、麻疹に感染したした乳幼児と遊びを介して触れる事や、同室で過ごす・遊ぶ等をする事によって、容易に感染してしまう事態となってしまします。

麻疹の症状は?

クエスチョンマーク
麻疹は、決まった経過をとる特徴があります。
主要症状からカタル期、発疹期、回復期の3つに分けられています。

概要

潜伏期間の後、38℃前後の熱が出て、一時的に治まります。
しかし、再び39~40℃の高熱と発疹が出てきます。
3~4日の高熱が続いた後に解熱し、発疹も次第に消失していきます。

主要症状

1.カタル期(感染してから1~4日)
・期間:3~4日
・発熱:38~39℃
・主な症状:鼻水、咳、結膜炎、眼脂、コプリック班
*コプリック班とは、麻疹特有の症状で、口腔内の頬粘膜に栗粒大の“白斑”が現れます。
奥歯に接する頬粘膜に白い斑点があり、その周囲は炎症を起こして発赤になっています。

2.発疹期(感染してから4~7日)
発疹は耳後部、頸部から出現して、その後、顔面、四肢へと広がります。
・期間:4~5日
・発熱:一時、解熱して再発熱(高温で39~40℃)
・主な症状:著明な鼻水、咳、結膜炎、眼脂、発疹
*発疹(赤い)は、耳の後ろ、顔面・頸部から始まり、体幹・四肢まで及びます。
また、発疹同士がくっついた形状(融合)となり、一面、赤く見えます。

3.回復期罹(感染してから4~7日)
・期間:3~4日
・発熱:37℃代~平熱
・主な症状:軽度・少量の鼻水、咳、結膜炎、眼脂、発疹
*咳のみ(他の症状はほぼ改善)、数日間、続く事があります。
*発疹は、バラ色から暗褐色~色素沈着へと変化します。

治療方法とケアは?

指さしする女性
治療法については、合併症の発症がなければ、特別な治療は行わず、対症療法と安静になります。

また、ケアについては、対症療法である為、大半が自宅でママが看病する事が多くなります。
ケアの方法の例をご紹介いたしますので、ご参照ください。

発熱に対して

固まらない柔らかいタイプのアイスノンや、小さな保冷材を使って解熱を促していきます。
使用時は、直接発熱部分に当てるのではなくタオルやハンカチ等で巻いてから後頭部、頸、腋下、鼡径部に当てると効果的です。
額に貼るタイプの物を使われる方も多くいますが、医学的には解熱に直連した根拠はない為、解熱効果は少ない可能性が高いです。
しかし、「気分的に安心する」、キャラクターの物で心強く「落ち着く」等という幼児であれば、その心理から使用効果はあると思われます。
基本的には、太い動脈を冷やす事によって、今以上の高温にならないよう努めるのと、高温が早く解熱し平熱に戻れるように努めるのが目的です。
また、赤ちゃんは発熱に伴う“頭痛”を訴えられません。
冷やす事で、この頭痛の軽減も図れる効果があります。

鼻水に対して

鼻水が垂れて舐めたり、口に入って飲み込んだりしないように、鼻水に気づいたら直ぐに拭き取る事が大切です。
ティシュで拭くのも良いですが、使い捨てのコットンやガーゼで拭き取るのもお勧めです。
柔らかい素材の物を使えば、拭き取ると鼻や鼻・口元の皮膚が痛くなりにくいです。
ガーゼハンカチの使いまわしは、鼻水に含まれるウイルスを拡散する可能性があるので、絶対に使用しないで下さい。

咳に対して

咳は身体の防衛機能であり、体内の異物を除去しようとする働きから起こる生理的なものです。
この為、咳止めは使用しません。
咳は、体力消耗や不眠、浅い眠り、疲労、日常生活動作が遅れる・スムーズに進まない等、様々な影響があります。
咳をしている時は、背中や胸元を優しく撫でたり、トントンと軽くたたいて励まします。
同時に、子供に対して声かけをすることも忘れないで下さい。

結膜炎・目やにに対して

使い捨てのコットンやガーゼを濡らして、拭き取ります。
この時、眼球に触れると違和感を生じて嫌がったり泣いたりするので、眼球には触れないように気をつけて拭き取ります。
お母さんの手指で、取り除くという形をとるのは衛生上、好ましくありません。

コプリック班に対して

コプリック斑とは、麻疹患者の大部分に現れる頬粘膜の斑点のことです。
まだ小さな赤ちゃんには、歯磨きやガーゼで拭き取るという口腔ケアを実施されていない月齢の低い赤ちゃんもいると思います。
麻疹に感染し、各症状が起きている事から、消化管粘膜にも軽い炎症を起こしているので、柔らかい歯ブラシを使って、歯磨き・口腔内をブラッシングする必要があります。
歯磨きによって、発症しているコプリック班の増悪を予防できる事と、嘔吐・下痢の発症を回避できるメリットがあります。
手短にサッと行うだけでも効果があるので、柔らかいブラシで、柄が短い歯ブラシを準備されてケアして下さいね。

発疹に対して

発熱や疲労がある為、入浴する事は困難な状態なので、身体を拭く清拭を行って保清に努めます。
使用するタオルは、材質が柔らかい物を使い、擦らず抑え拭きを実施します。
清拭は速やかに、短時間で行えるよう必要物品を完備してから実施します。
同時に、寝間着の交換もして、清潔を保つと同時に気分転換を促します。
また、発疹の色や範囲を観察すると、麻疹の決まった経過から、今どの状態なのか、目安がつきます。

麻疹の予防法は?

注射器
麻疹・風疹混合ワクチンの接種で、麻疹に感染する確率が低くなります。
麻疹の予防接種について詳細をご紹介いたしますので、ご参照ください。

接種時期

1才前後で、赤ちゃんの体調の良い日に予防接種を受ける事をお勧めします。
定期予防接種の対象となっており、2回、接種します。

予防接種の効果と期待

予防接種を実施していれば、合併症(気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎)はほとんど起こらないと言われています。

まとめ

麻疹は、解熱後3日を経過するまでが保育園や幼稚園への出席が停止になります。
感染力が強く、対症療法の治療となるので不安を大きいと思いますが、症状に合ったケアを把握されて実施されたら赤ちゃんも改善・回復傾向に向かうと思います。

赤ちゃんは言葉を理解できなくても、お母さんの雰囲気や表情から悟れる才能があります。
この事から、事態を前向きに受け入れ1つ1つのケアや優しく丁寧に、且つねぎらいながらも応援する言動・ケアが大切です。

麻疹にかかる前やかかった際の知識として、この記事を参考にしていただけますと幸いです。

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