とっても恐ろしいロタウイルス!急激な発熱・嘔吐・下痢と脱水から赤ちゃんを守るには??

頭を抱える女性
さっきまで元気と思ったのに、何となく様子がおかしい。

そう思っていたら、急な発熱と嘔吐する赤ちゃん。
見守りながらお世話をしているうち、今度は下痢をしたら、ロタウイルスが原因かもしれません。

ロタウイルスは、症状進行が急激で激しいという特徴をもっています。

少し様子を見るのに、側にいて看病しているママには驚きの光景と変化します。

今回は、ロタウイルスに関する特徴や、脱水から赤ちゃんを守る方法について、看護師をしていたママよりご紹介いただきます。

ロタウイルス胃腸炎とは?

クエスチョンマーク
ロタウイルスは、人に感染を起こすのものはA・B・Cの3群あります。
冬~春にかけて流行するものは、「A群ロタウイルス」というものになります。

特徴

経口感染で、感染力が強く集団感染・院内感染を引き起こします。
この為、保育施設や家庭内で感染者がいれば赤ちゃんにも影響が出てきます。
潜伏期は、1~2日です。

症状

潜伏期を経て、発症は急激で発熱・嘔吐に続き、下痢の症状が見られます。
主症状の下痢は、水溶性~黄白色の便が出て回数が多くなりますが、多くは軽症であって、家庭で様子を見ながら2~3日で回復できます。
症状が強いのは乳幼児で、年長児以降は病気の過程が始まっていても、まだ症状が表れていないことがあります。
こちらは、数日~1週間くらいで症状が軽くなります。

二次的に起きやすい症状

1.脱水
下痢・嘔吐によって、多量に消化液が奪われ容易に脱水に陥りやすいです。
消化液は、水分以外に塩分も含まれている為、水分だけを補っても脱水は改善されません。
塩分と糖分を補う事で脱水を改善・増悪の防止に繋がります。

2.上気道感染
特に赤ちゃん・乳幼児は、胃腸炎による体力消耗が激しく、体力減退・抵抗力の低下が著明になります。
この為、風邪を引きやすくなっています。

3.口唇周囲炎
繰り返す嘔吐で、口周囲が吐物で汚れる為、皮膚が炎症を起こしやすくなります。

4.オムツかぶれ
繰り返す頻回の下痢で、肛門・お尻全体・陰部までの皮膚が発赤・ただれ・痒み等、皮膚トラブルを起こしやすいです。

ママや家族ができること

1.脱水に気をつける
一度にたくさん水分を飲ませると、吐いてしまう事もあるので、初めは一口ずつ与えます。
この時、スプーンかスポイトで赤ちゃんに与えると上手に飲めます。
医師から推奨されているのは“経口補水液”で、ドラッグストアや薬局、小児科の病院・クリニック等で販売されています。
少量ずつ与えていき、吐かなくなったら徐々に量を増やしていきます。
また、離乳食を開始中の赤ちゃんの場合、野菜スープ・味噌汁・パン粥から始めていき、食事形態は離乳食初期に近い感じのとろみがあって消化が良い状態にします。

2.上気道感染を防ぐ
吐物・オムツ処理の臭気を除去する事も併せて考慮し、換気をします。
空気中に飛んで舞っているロタウイルスの除去にもなります。
家庭内で風邪を引かないように努め、赤ちゃんに二次感染となるのを防ぎます。

3.口唇周囲炎の軽減・予防
嘔吐後に塗らした柔らかいタオルやガーゼで、擦らないようにして抑え拭きをします。
拭いた後に、ベビーローションで口唇・口周囲を保湿ケアします。
必要時、口唇にはリップクリームを塗って保湿力を高める事もお勧めです。

4.オムツかぶれ予防
排便毎に擦らないで綺麗に洗い流して、確実に肌を乾燥させた後、十分な保湿ケアをする必要があります。
また、使い慣れた・肌に合っているオムツを使用して、肌荒れ・トラブルを極力、避けるように努めます。
「下痢でまた直ぐ出るから」と、少量の下痢の場合、そのままにして次の下痢で交換されるお母さんがいらっしゃいます。
たとえ極少量の下痢の排泄であっても、綺麗に洗い流して保湿ケアをする事が非常に大切です。
下痢は普通便と違って皮膚をふやけさせ、発赤・痒み・ただれを起こしやすいという特徴をもっています。
この肌の状態になって、下痢をしていると、赤ちゃんにとって下痢の不快と疲労の他に、肌が痛い・痒い・違和感がある等と心身、辛い事態になってしまいます。

ロタウイルスによる脱水とは?

クエスチョンマーク
脱水とは、嘔吐や下痢、発汗などで体内の水分が失われた状態、または水分不足した状態で、体内の水分と各電解質といった「体液が欠乏した状態」を言います。

こちらでは、脱水に関する豆知識をお伝えいたしますので、ご参照ください。

適する飲料は?

水やお茶だけの飲水は、電解質が補給されないので、電解質を意識した飲料水が必要となります。

赤ちゃん用のポカリスエットなどの電解質を含んだイオン水、OS-1などを取り入れると、水分補給と脱水予防になります。
この場合、表記されている内容を確認して与えてください。
その際、赤ちゃんの月齢に応じて白湯を少し足して希釈したり、そのまま飲ませたりして、脱水予防に努めて下さいね。

脱水防止に必要な水分量とは?

コップに入った水
脱水予防に水分摂取は欠かせません。
どのくらいが脱水防止に必要な水分量なのかを把握する必要があります。

体重によって変わってくる為、体重1Kg当たりで計算するのが基本となります。
基本を下記に示しますので、お子さんの体重を掛け算すると、水分必要量が把握できます。

1.新生児:60~100ml/1Kg
2.乳児:120~150ml/1Kg
3.幼児:80~90 ml/1Kg

まとめ

大人でも、感染すると辛いのがロタウイルスです。
1つの病気から多数の症状と、関連してきた症状が出てくる事もあります。
症状の緩和・軽減へのケアを行いながらも、新たな合併症を起こさないよう、気をつけてケアされて下さいね。

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