妊娠中のスマホで電磁波は胎児に影響する?電子レンジなどの家電は?

電磁波が恐いから、妊娠中は、スマホも使わない方がいい?
電子レンジやIH調理器は?
目に見えないだけに、漠然とした不安があります。
妊娠中のひとや、小さな子どもがいる家庭では特に気になりますよね。
そんな電磁波について詳しくご紹介しましょう。

1.電磁波ってなに?

electric-power-273648_640-min

電磁波というのは、電気のエネルギーが波として遠くに伝わる現象のことです。電気が流れる時には、必ず磁界が現れます。それらが、飛んでいく時には、必ず電界と磁界が合わさった状態で飛んで行くのです。これが電磁波です。

身近なものとしては、エックス線や紫外線、携帯電話、ラジオの電波なども電磁波です。

電磁波は、周波数によって特徴が変わります。

周波数が高い電磁波ほど、大きなエネルギーをもっているという特徴があります。ガン治療に使われるガンマ線やレントゲン撮影に使われるエックス線などが、周波数が高い電磁波(周波数30PHz以上)です。
エックス線などは、使い方によっては大変危険です。でも、これらの危険な電磁波は、専門家しか扱いません。

私たちが、日常家庭で利用する電気機器から浴びる電磁波の周波数は、送電線などの50Hzまたは60Hz、IH調理器などの20kHz~90kHz、電子レンジや、スマートフォンでも300MHz~3GHzぐらいの範囲です。ガンマ線(30PHz以上)などの、身体に直接影響があるレベルの周波数とは、大きな差があることが分かります。
(1kHzは1Hzの1000倍、1MHzは1Hzの100万倍、1GHzは1Hzの10億倍、1PHzは1Hzの1000兆倍を表します)

電磁波

出典:知って安心、電磁波のこと – 電磁界情報センター より、「主な電化製品から電磁波の強さの国際的なガイドラインに対する比率」(カッコの数字はそれぞれの電化製品からの距離cmです)

2.電磁波を浴びると、身体にどんな影響があるの?妊娠中に気をつけることは?

妊婦さん

電気を使えば、電磁波は発生しますから、電気を使って生活をするということは、電磁波の中で生活するということです。

ですから、さまざまな国の政府機関が生活環境の電磁界レベルを調べるための測定を数多く実施しています。けれども、日常生活で浴びるレベルの電磁界が健康に悪い影響をもたらすという結論を出した機関はありません。

妊婦への影響に関しても、WHO電磁界プロジェクトが、「通常の環境レベル電磁界へのばく露では、自然流産、奇形、出生時低体重、先天性疾患などの有害な結果が生じるリスクは増加しない」としています。ですから、妊娠中だからといって、特に気をつける必要はないということになります。

けれども、全ての人が電磁波を避けなくてもいいということではありません。

心臓ペースメーカなど植え込み型医用電子装置を付けている人は、一定の周波数の強い電磁波を避けなければいけません。それから、電磁波過敏症と呼ばれる症状を訴える人がいます。電磁波に対して、特に影響を受けやすい体質ということですが、電磁波過敏症の症状と電磁界ばく露を結び付ける科学的根拠はありません。

3.電磁波を防ぐには?

電子レンジ
 
日常生活で浴びる電磁波が、健康被害に繋がるという科学的根拠はないことが分かりました。それでも、やはり、電磁波が心配という人もいるかもしれません。特に、妊娠中などは、ナーバスになるかもしれません。

電磁波を全てカットする、というのは、不可能ですが、できるだけ避けることはできます。単純ですが、電化製品から出来るだけ離れるというのが一番です。電磁波は距離を離せば離すほど弱くなるからです。

TVを見る時には、離れてみる、電子レンジや炊飯器を使っている時には、近づかないようにするなどです。また、低出力での利用や使用時間を減らすというのも有効です。

4.まとめ

電磁波は、電気のエネルギーが波として遠くに伝わる現象で、周波数が高く強い電磁波は、身体に影響があることが分かりましたね。

とはいえ、日常生活で浴びる電磁波は、健康被害を与えるものではありません。

どうしても気になるという人は、電化製品に出来るだけ近づかないようにすると、浴びる電磁波をある程減らすことができますよ。

参考資料:知って安心、電磁波のこと – 電磁界情報センター(PDFファイル)

この記事が気に入ったら
いいね!してね!

最新情報をお届けします