破水や早産の誘因!妊婦さんのインフルエンザ感染!赤ちゃんは?治療は?

妊婦さん
非妊婦でも避けたいインフルエンザですが、妊娠中のインフルエンザ感染は妊婦さんと胎児に危機や緊迫感を与えます。
また、産科的問題に発展する可能性もあり、インフルエンザ感染経過中の妊婦さんの変化も見逃せません。

もしかしてインフルエンザ?と感じたら

病院

受診の段取りをする

事前に電話をしてインフルエンザに罹患している可能性が高い事と、自分が妊娠中である事を伝えてから受診されて下さい。
母子手帳も忘れずに持参します。

一般内科の受診が推奨されています

妊婦健診である、かかりつけの産婦人科の受診を避けて、一般的な内科にマスク着用して受診されるのをお勧めされています。
この理由としては、かかりつけの産婦人科の場合、他の妊婦さんや赤ちゃんにインフルエンザ菌を拡散させる感染源となってしまうからです。

インフルエンザ症状が出現した場合

症状発症24時間以内に、抗インフルエンザ薬を服用開始し、インフルエンザの症状増悪・妊婦の重症化の防止に努めます。

抗インフルエンザ薬

薬
インフルエンザの検査で「陽性」と診断されたら、治療開始となります。
感染が否定できない状況や、インフルエンザ検査で「今のところ陰性」、風邪との判別が困難で、予防・安全確保が必要な場合、予防的に抗インフルエンザ薬を服用する事もあります。

タミフル(75mg)錠剤の場合

①治療目的
1日2回を5日間、内服します。

②予防目的
1日1回を10日間、内服します。

リレンザ(10mg)吸入剤の場合

①治療目的
1日2回を5日間、吸入します。

②予防目的
1日1回を10日間、吸入します。

薬と妊婦・胎児への影響

妊婦さん

日本産科婦人科学会より

ンフルエンザ薬(タミフル・リレンザ)で、妊婦と胎児、生まれた赤ちゃんに有害な副作用はなく、安全である事が明らかになっていると言われています。
また、胎児に催奇形性もない事が分かっています。

産婦人科医より

「辛い時は、座薬を使って熱を下げても問題ない」、「熱で胎児の発育に影響はない」と診察時に妊婦さんへ説明されています。
もちろん、その妊婦さん・胎児の状態によっても違うとは思いますが、発熱による胎児への悪影響はないようです。

産科的問題

お医者さん
下記症状が起きたら、産科的問題となります。
この場合、新型インフルエンザが疑われている場合でも重症でない限りは、かかりつけの産婦人科が対応する事になってしまいます。

切迫流早産様症状

子宮収縮・性器出血・子宮頸管の拡大を伴って、早産に至る可能性が高い状態です。
検査や経過観察をして、安静が必要となり入院する事が多いです。
※明らかに絨毛羊膜炎・破水をきたしている場合は、妊娠期間を延長させる事は困難な為、分娩へ切り替える事になります。

破水

正常な破水は、子宮口全開大の時に破水します。
早い破水での問題点は、細菌侵入が可能となる為、母児の感染の危険性が高まるという事があります。
抗生剤の点滴が必要となり、母子の安全も重要な為、入院が必要となります。

陣痛発来

陣痛とは、不随意に反復する子宮収縮をいいます。
しばしば痛みを伴い、収縮・間隔が不規則で長時間休止したり、最終的には陣痛が止まってしまったりする陣痛を経た後、規則正しい10分間隔の陣痛・1時間に6回の陣痛が起こると分娩開始となります。

分娩

妊娠何週なのか、胎児の発育は妊娠週数と比例・一般的か、母子の状態はどんな状態か等を考慮した上で、かかりつけの産婦人科で分娩が可能か判断します。
また、小児医療を要するのであればその対応が可能な病院へ移り分娩をする形式をとるようになります。
胎児や妊婦さんの状態によって、分娩法が自然分娩、帝王切開に分かれます。

豆知識

ハンドサインを出す女性
*日本産科婦人科学会より

2回の予防接種が大切

日本産科婦人科学会では、妊娠中に季節性インフルエンザワクチンと、新型インフルエンザワクチンの同時接種するのも可能である事と、新型インフルエンザのワクチンは2回、予防接種する事を推奨しています。

ワクチンが胎児の抗体となる

ワクチン接種によって妊婦さんのインフルエンザ感染を回避する事、感染時の重症化を防止・軽減する事が可能になっています。
同時に、ワクチン接種後2週間程度で抗体が作られ、胎盤を通して胎児にも抗体が送られます。
そして、生後6ヵ月頃まではお母さんからもらってきた抗体で守られる為、インフルエンザワクチンの最大のメリットにもなっています。

世界的保険機構(WHO)の調べより

妊娠28週以降の妊婦は、特に重症化の危険が高い事と、妊婦と否妊婦を比べると集中治療を必要とする確率が10倍高い事が明らかになっていると言われています。

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