今ここにある温もりは今しか感じられない温もり。

温もり
わが家の子ども達は、おっぱい大好き。
不安な時、寂しい時、怖い夢を見た時。
おっぱいを飲んで安心する。

ママは寝不足でいつも髪はボサボサ。

化粧すらする気になれない。
いつになったらおっぱいやめるんだろう。
夜中、頻繁に泣いては求めてくるおっぱい攻撃を地獄のように感じたこともある。

イヤイヤ期、愚図りに疲れ果て寝不足でイライラしてる私に娘も余計愚図る。

あまりの大変さに暗いトンネルの中にいるような毎日だった。

でもそんな時でも最後は私の膝の上で気持ち良さそうに眠る娘。

辛い中の癒しに思えた。
そしてやっとの思いで抜けたイヤイヤ期。
まるで別人のようにお利口さんになった娘にみんなビックリした瞬間だった。

それから下の子どもが生まれて上の子がお姉ちゃんになった。
その瞬間から、お姉ちゃんのものだったおっぱいは妹のものになった。
そこからお姉ちゃんの赤ちゃん返りが始まる。

今までの成長が嘘のように、愚図りは一段と激しくなり、甘えん坊に拍車がかかる。
2人いっぺんに泣かれると、こっちまで泣けてきた。
毎日が目まぐるしく過ぎていく。
ごはんを食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて・・・
その繰り返しに無力になる時もあった。

お姉ちゃんの風邪が妹にうつり、最後は私。
高熱が出ても誰も看病はしてくれない。
咳をしながらも台所に立ちごはんを作る。
元気になったと思うのも束の間、また次の病気の始まる。
1年間は病気漬け…。

寂しそうなお姉ちゃんの顔に何度謝ったかな…。

病気で苦しむ下の子を抱きながら寝かしつけたこともある。

私にもっとキャパがあれば、2人はもっと笑顔でいられるのに…

そんな思いに駆られた日々だった…。

だけど、いつからだろう。

夜中の頻繁な授乳で疲れて眠そうにしてると、上の娘が心配そうに「大丈夫?」と声を掛けてくれる。
妹に優しく微笑みかけ、下の娘がお姉ちゃんに抱きついて、二人で嬉しそうに笑ってる。

おっぱい大好きで、泣きながらも求めてきていた娘が今じゃ文字を覚えたり、数字を勉強したり・・・。
あんなにおっぱいにくっついて離れなかった娘はお姉ちゃんになっていた。

ポカポカ温かい膝の上の温もりは、今じゃ大きくなって逆に私を包んでくれていた。

下の娘もあっという間に成長してしまうんだろうな・・・。

上の娘を見ていると時の早さに今は今しかないと気付かされる。

小さな手も、

くしゃくしゃした顔で微笑んでくれる笑顔も、

泣きがら抱きついてくる瞬間も、

今しかないと教えてくれたのは上の娘だった。

まだ下の娘はおっぱい大好き。

きっとまだ夜中の授乳も続くんだろう。
イヤイヤと愚図りで辛い日もあるんだろう。
寝不足で疲れ果てて大変な時の連続かもしれない・・・。
だけど私は頑張れる気がする。

だってこんなにもあたたかい温もりで私を包んでくれる2人がいるのだから。

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