お姉ちゃんになってくれてありがとう

姉妹
予定日超過でなかなか生まれない下の娘を促進剤で産むことになった日。
久しぶりの出産で、不安でいっぱいだった私以上に不安になってたのは上の娘だった。
看護師さんが注射しようとすると、心配そうに私に駆け寄ってこようとした娘を外に連れ出し公園に連れて行って貰った。

無事出産を終えて、カンガルーケアをしているところに連れて来られた娘の顔はあきらかに拗ねてふてくされている顔つきだった…。

「ほら、妹だよ!!」

そんな声かけに「あっちに行こう」とパパの手を引いて分娩室を出て行ったその時から上の娘の赤ちゃん返りが始まった。

病室で私の目を盗んで、下の娘にあっかんべーをしている姿を見た時、
ショックで「ママ悲しい…」としか言えなくて…そんな私の言葉に本当に悲しそうな顔でしょんぼりしてる娘が可哀相やら悲しいやらで涙が溢れて止まらなかった。

下の娘に授乳していると、覗きに来ては寂しそうに「いいなぁ〜」って何度も言われ、
どうしたら上の娘の気持ちを満たして上げられるのか分らずに、試行錯誤の日々がどれだけ続いただろう…。

笑顔にして上げられたと思っては、また逆戻り…
その繰り返しに本当にたくさん悩んで苦しんだ毎日だった。

いつからかな…
上の娘の1番大好きな存在が下の娘になって…、
下の娘を愛おしそうに抱き締める上の娘の顔がお姉ちゃんの顔になっていたのは…。

2人ではしゃぎながら笑っている姿は私の癒しになった。

きっと、私以上に悩んで苦しんだのは上の娘なんだろう。

不安で寂しくて、行き場のない思いを愚図ることでしか表現出来なくて…、
甘えられる時はまるで赤ちゃんのようにすることで、たくさんの我慢を発散していたのかもしれないね。

いつも全力投球の娘だから、一生懸命考えて、一生懸命お姉ちゃんになってくれたんだね。

考えてみたら、1番最初に頑張って産道を作ってくれて…、
手探りで何にも分からなかった私をママにしてくれたのも上の娘だった…。

下の娘はお姉ちゃんのお陰で、産まれてくることも、ママからのお世話も慣れてる分だけ…
余裕がある分だけ…少しは穏やかに感じられたかもしれない…。

産まれてくる順番は選べないから、お姉ちゃんからしたら、妹が良かったって思うのかもしれない。

だけどね…
ママはあなたがいたから、大変なことも頑張ろうと思えたし、あなたの笑顔があまりに可愛いから妹にも会いたいって思えたんだよ。

掛け替えのない2人だから、お姉ちゃんになってくれて、妹として産まれてきてくれてありがとう。

ママはあなた達のママになれたこの人生を大切に刻んでいきたい。

この記事が気に入ったら
いいね!してね!

最新情報をお届けします