働くママの職場復帰にまつわる制度や法律。

キャリアウーマン

平成29年3月に育児・介護休業法が改訂されました。(施行は平成29年10月1日)

育児・介護休業法は、名前のとおり、育児休業・介護休業の規定について定めた法律です。

働きながら子どもを育てる親には、身近な法律ですね。これまでの育児休業・介護休業の規定や、今回の改定された部分について見ていきましょう。

是非参考にしてみてくださいね。

産前・産後休業制度

産前・産後休業制度

出産予定日の6週間前から取得ができる産前休業制度。(申請が必要)
(双子以上の場合は14週間前)

出産の翌日から8週間は休暇が取得ができる産後休業制度。(申請が必要)

(本人が請求すれば医師が認めた場合は産後6週間経過から働けます。)

産休を取る権利は雇用形態とは無関係なので、派遣労働者だから、アルバイトやパートだから取れないという事もありません。

また、出産予定日よりも後に出産した場合は、出産予定日が出産日まで延期されます。

育児休業制度

これまで、育児休業は通常1歳まででした。

平成22年施行の「パパ・ママ育休プラス(※1)」を利用しても、1歳2ヶ月まで。

更に、延長申請をしても1歳6カ月まで(※2)しか育児休業を取る事が出来ませんでした。

育児休業取得中に、1歳6カ月を迎えてしまうと、仕事に復職するか、退社するか選ばなければならなかったのです。

2017年の改正で、1歳6カ月の時点で、保育所が決まらない(※3)など、どうしても復帰できない事情(※4)がある場合は、2歳に達する日まで育児休業を延長できることになったのです。

復職を希望しているのに、保育園が決まらないという理由で、退社を余儀なくされていた親に、半年間の猶予が与えられる形になります。

※1パパが育児休暇を取得した場合のみ、パパとママの二人の育休期間を足して、子供が1歳2ヶ月になるまで育児休暇期間を延長できる制度です。
※2企業が独自に育児休業を延長しているケースを除きます。
※3対象になる保育園は国が定めた「認可保育園」です。「無認可保育園」の抽選に落ちても、育児休業を延長できないので注意しましょう。
※4親の疾病などでも延長可能です。

育児休業は誰でもとれるの?

育児休業はある一定の条件を満たしていれば誰でもとれますが決まりもあります。

①入社から1年以上働いている事
子が2歳の誕生日の前々日まで雇用契約が続く見込みがあること

↓改定
(2017年10月~)

①入社から1年以上働いている事
子が1歳6ヶ月に達する日まで雇用契約が続く見込みであること

となり、必要な労働契約の期間が6ヶ月短くなります。

これらの条件をクリアすればだれでも大丈夫ですから、少しの期間でもパパにもお願いしたいものですよね。

ただし、忘れてはいけないのは、申請しないと休業できません。
育児休業を取得したい場合は遅くとも休業開始から1か月前までに会社に育児休業申出書を提出してくださいね!

1歳から1歳6か月までの育児休業の場合は休業開始日から希望通り休業するには2週間前までに申し出ることともなっています。
育児休業中は社会保険料も無料になりますので収入が減っても安心ですね。

働き始めたら使える制度

出勤するワーキングマザー
働くママへ、育児と仕事の両立は大変です。
子育て支援のための制度を使えば楽になりますよ。

短時間勤務制度

(【育児・介護休業法】育児のための短時間勤務 )

出産前は8時間は働いていた人も3歳未満の子を養育する労働者のために1日6時間勤務の短時間勤務制度が使えます。

超過勤務(残業)・深夜早朝勤務の制限

(【育児・介護休業法】育児・介護のための時間外労働の制限 / 育児・介護のための深夜業の制限 )

小学校入学前の子供を養育する労働者は1か月24時間、1年間150時間を超える時間外労働(残業)をさせてはいけないという法律があります。

小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者がその子を養育するため請求した場合には、事業主は午後10時~午前5時(深夜)において労働させてはならないという法律があります。

子の看護休暇

(【育児・介護休業法】子の看護休暇 )

小学校入学前の子供が病気になったときは看護休暇を子供一人につき5日まで取れますから貴重な有休をとらずにすみますね。これには予防接種、健康診断も適応されます。

しかし、会社によっては看護休暇は制度としてあっても、無給という場合もありますのでよく確認してください。

看護休暇が、1/2日単位で取得可能に

これまで、出勤中に保育園から発熱などで呼び出された場合、介護休暇が1日無くなってしまうところを、半日単位で使えるようになるということです。(2017年10月~)

細かい事ですが、頻繁に熱を出す子どもの親には有難いですね。

みなさん、思った以上に働くママへの支援制度はあります。
しかし重要なのは請求を自ら行うことと職場への気遣いです。
どちらもお忘れなく、素敵なワーキングママになってくださいね。

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2015年7月28日公開
2016年7月31日一部加筆変更
2017年9月4日一部加筆変更