とっても危険!!合併症や奇形の恐れもある妊娠糖尿病!その実態とケアとは?

頭を抱える女性
有名な芸能人が、「妊娠糖尿病だった」と言う事を明かし一部では話題になると同時に、妊婦さんの間で「ひょっとしたら私もなるの?」、「どんな人がなりやすいの?」、「もし、そう診断されたら赤ちゃんと私はどうなるの?」等と波紋が広がっています。

妊婦さんは言うまでもなく、これからママとなる方と赤ちゃんの2人が1セット・1人分となっています。
よって、母子双方にどのような事が起こっているのか、どうすれば良いのかを把握され症状の進行・悪化を防ぐ事が非常に大切です。

それでは、妊娠糖尿病になった場合、どのような影響があるでしょうか。

妊娠糖尿病とは?

クエスチョンマーク
ハイリスク妊娠の1つで、「妊娠時に、初めて発見された様々な程度の耐糖能低下」をいいます。

疾患名から、「妊娠中だけであって、出産後は治るわよね」と話されている方もいらっしゃいますが、必ずしもその理想な道にはいかないのが現実です。
この妊娠糖尿病をきっかけに、出産後は「糖尿病」となるパターンもあるので厳重な注意と定期的な受診を継続する事が重要です。

我が国では糖尿病の患者さんが非常に増加しており、妊娠糖尿病もその中に含まれています。

どんな方がなりやすいの?

疑問に思う女性
糖尿病という響きから、「中高年の方がなる」と考えられている若い方もいらっしゃいますが、若いから罹患しないとは限りません。
発症しやすい因子として、下記があります。
1.肥満
2.過剰体重増加
3.高齢
4.経産回数
5.糖尿病家族歴
6.巨大児出産の既往

母体合併症

注意!
母体のインスリン抵抗性を高めるので、妊娠していない時よりも沢山、分泌を高める状態になります。
したがって、血糖値が上がり高血糖となります。
高血糖が続く事で、胎児に大きく影響を及ぼすと同時に、分娩後、妊婦さんが糖尿病の身体へ移行し、そのまま糖尿病の患者さんとなる事があります。
合併症として、以下がありますので、ご参照ください。

糖尿病性合併症として

1.糖尿病性ケトアシドーシス
2.糖尿病性網膜症の悪化
3.糖尿病性腎症の悪化
4.低血糖(インスリン使用時)

産科的合併症として

1.流産
2.早産
3.妊娠高血圧症候群
4.羊水過多
5.巨大児に基づく難産

合併症の多くは、妊娠中の厳格な血糖コントロールを達成する事で防止できます。
いずれにしても、定期的な妊婦健診で母子双方の状態を医師・助産師によって、厳重に管理・治療されていきます。

胎児・新生児の合併症

生まれたばかりの赤ちゃん
母体(妊婦さん)の高血糖による高い糖の栄養が胎児へ送られます。
しかし、胎児は正常(糖尿病ではない)である為、発育促進される結果、巨大児になります。
また、生まれた後は、胎児期間中に得ていた高血糖がなくなり、低血糖となります。

産婦人科医と小児科医の連携医療が必要不可欠で、出生後から治療が始まります。
合併症として、以下がありますので、ご参照ください。

周産期合併症

1.先天形態異常
2.巨大児
3.巨大児に伴う難産による、分娩障害
4.子宮内発育遅延
5.胎児機能不全、胎児死亡
6.新生児低血糖症
7.新生児高ビリルビン血症
8.新生児低カルシウム血症
9.多血症
10.新生児呼吸窮迫症候群
11.肥厚性心筋症

成長期合併症

1.糖尿病
2.肥満

新生児の低血糖、糖尿病は、治療によって治ります。
しかし、遺伝的要素となっている為、思春期に成長期合併症のようになってしまう事も高いです。
また、現実に妊娠糖尿病から生まれた子どもには、糖尿病や肥満症が発症する頻度が高いと報告されています。

妊婦・母のケア

指さしする女性
妊娠糖尿病にならないためには、妊婦さんやママはどのようにケアをしていけば良いのでしょうか。

自覚されている場合

妊娠前から血糖値が高いと自身で把握されていたり、食事療法を実施されていたりした妊婦・ママは意識して予防・治療に努められてきたのが最良な点です。
そのまま、定期的な受診と医師の指示による治療を継続されて下さい。

初めて把握された場合

妊娠して初めて、自身が妊娠糖尿病と知った妊婦さんは、初めての治療となります。
よって、想像以上の精神的ショックや動揺、心配等が非常に大きくなります。
若さもあり、妊娠糖尿病に対する意識も少ない為、妊娠を継続し赤ちゃん(胎児)を育てると同時に、糖尿病の治療を疾患発覚時から分娩後も定期的に受診・治療しなくてはいけません。

ケアの実際

下記は、その妊婦さん・ママによって異なりますが、参考までにご紹介いたします。
詳しい内容は、個体差や身体の状態(血糖値、胎児・妊婦双方の身体状態、産後の身体状態等)によって異なるので、診察を受け指示を守って実施されて下さい。

1.低カロリーで、栄養バランスの良い食事を摂る
2.適度な有酸素運動を1日20分以上、実施する
3.精神的に支えてくれる、心のよりどころとなる人・場所を確保する
4.医師をはじめ管理栄養士や助産師に遠慮なく相談し悩み・問題の解決策を見いだす
5.低血糖症状に対応できるよう学ぶ
6.手洗い・うがいを厳重に行い、感染防止に努める
7.産後、糖尿病に移行しやすい為、必ず定期的に受診し指示を実行する

まとめ

血糖値は変動します。
ストレスでも血糖値上昇しますし、運動後でも上昇します。
したがって、受信日には医師の指示を守り、決められた時間を厳守して採血に臨まれる事と、食事時間や飲食した内容を把握しておく事も大切になってきます。

糖尿病は、今では生活習慣病の1つで多くの方がなりやすい現代病でもあります。
糖尿病の一番、怖いのは合併症です。
全身の血管に大きな悪影響を及ぼす為、様々な広範囲で侵される合併症に苦しむようになってしまいます。

しかし、心身共にストレス(プレッシャーや過度な圧力、圧迫も含む)を抱えていては順調に改善・軽快しません。
心身共に辛く苦しみや悲しみ、悲観的になられる事が多いとは思いますが、どうか現実を受け止めて、少しでも早く前向きに励まれ頑張る事で明るい道が開けてきます。
妊娠糖尿病のケアは、やった分だけ成果が出るので、医療従事者を上手く利用して実施されて下さいね。

いかがでしたでしょうか。
参考にしていただけますと幸いです。

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