早ければ早いほど良いのでは?早期英語教育の落とし穴

子供の英語教育

外国語教育は早い方がいいのか、母国語の習得が優先なのか…子供の英語教育にはいろいろな選択肢が存在しますね。

特に幼児は、どの言語も習得の可能性を秘めた存在とも言われ、早期に行う英語教室も数多く存在しますし、英語教育に熱心なお母さまも多いように感じます。

今回はドイツで行われた英語教育の開始時期にまつわる調査報告をご紹介します。

1年生で英語を始めたグループと3年生で英語を始めたグループ

2010年から2014年にかけて実施された調査によると、中等教育学校に通う5,130人の生徒で小学3学年次より英語学習をはじめた児童たちと、小学1年次からはじめていた児童たちを2つのグループに分けて比較したところ、3年次から英語を開始していた子供たちの方が成績が良いという結果になったそうです。

報告によると、スペインでも同様の調査が行われており、早期英語教育を週あたり1~2時間の割合で小学校で導入することは、有益ではないという報告があるそうです。

なお、ドイツの調査では、先ほど中等教育学校での比較調査をご紹介しましたが、中間の小学5年次での調査も行っており、この時点では1年生から英語を始めたグループの方が読解力とリスニング力が優れていたそうです。

早期英語教育でもっと成果を上げるために

なぜこのような調査結果になるのでしょう?

研究者によると考えられる理由は2つあります。

①英語を勉強する時間の不足

実際に行われている英語レッスンは週当たりせいぜい90分程度の英語でしかないことが原因とのこと。持続可能な能力を得られる程度に勉強するにはもっと多くの時間が必要であると指摘しています。

②幼児の英語と、中学以上の英語の違い

小学校段階では英語教育は子どもに適したより気軽な内容で、音のリズム遊びや歌を歌うこと、遊びやお話などを伴うような形で行われていますが、中等教育においての英語学習はカリキュラム化された文法と語彙学習が中心となります。

このような小学校と中等教育での授業の内容のギャップをもっと埋めていくべきと研究者は指摘しています。

研究報告でも早期英語教育は否定せず

赤ちゃん

ドイツと日本では学校での英語教育の方法も違いますし、ドイツ語を母国語とする人が英語をマスターすることと、日本人にとっての英語マスターには違う部分もあると思います。

ただ、せっかく早く始めているのに成果が落ちてくるという事象があるのなら、その原因を知っておくことこそ、英語の早期学習を無駄にせず習得につなげるヒントにしたいですね。

今回の研究報告でも「だから英語の早期教育には意味がない」とは結論付けておらず、早期英語教育でもっと成果を上げるために改善をしていくべきであると説明しています。

いかがでしたか?

週1コマでは足りないというのはちょっとショックですが、後からパワーダッシュで子供自身が英語を習得するもよし、最初から親子でマスターするもよし、早期スタートのお家はこの2つの留意点を是非お役立てください。

出典:小学校:早期英語レッスンの効果は予想よりも低い:世界の最新健康・栄養ニュース

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