O-157だけではない!?防ぎたい菌の繁殖

ニュースをみていたら、7才の息子が突然いいました。
「ねー!O-157って最強なんだよねー!ママ知ってた?」

「え?食中毒には他にも強いのもあるよ。」
と言おうと思ったのですが、思いとどまりました。

たしかにO-157は普通の菌に比べ、菌の数が少なくても発症してしまいうので、
可能性は低いですが、気を付けなければいけない病原菌といえるでしょう。

O-157とは

O-157(おーいちごうなな)は、大腸菌の一種です。
大腸菌は、ヒトや動物の腸管にあるもので、通常は病原性はありません。
しかしその中で、いくつかの大腸菌に病原性を持つ菌(病原性大腸菌)があり、O-157はその中の1つです。

つまり、大腸菌のすべてが悪ではありません。

<主な感染源>

感染源は生肉です。牛などの家畜が保菌している場合があるためです。
そのまま生肉を食べることはないとは思いますが、同じまな板を使って切ると二次汚染につながります。そう考えるとあらゆる食品が原因となる可能性があるのです。

<なぜ最強なのか?>

息子がなぜ最強といったのかはわかりませんが(笑)O-157は、100個くらいの菌数でも感染します。
最小発症菌数が100と、桁違いに少ないのが特徴です。
菌がそれほど多くなくても発症してしまうので、
菌の増殖しやすい暑い季節だけではなく、1年通して いつでも発症する可能性があります。
また、低温に強く、冷凍庫の中でも生きるのです。

O157は、細胞をこわす「ベロ毒素」というものを発生し、これにより溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症にかかることがあります。この病気が治療が難しいと言われています。

<O-157が日本で発生したら私たちまで広がるのか?>

1度どこかで発生したからといって、感染が広がるとは考えにくいものです。
同じ場所で調理したものや、保菌者が調理してそうな場所は注意が必要ですが、ほかは恐れすぎることはありません。
ではなぜニュースになるかというと、O-157は感染者が出た時点で厚生労働省に通報する義務」がある菌からです。

わたしたちはどうしたらいいでしょうか

生肉の調理するとき、まな板や包丁などを分ける、またはしっかり洗うなどが必要です。菌は熱に弱いので、内部まで調理すれば死滅します。しかし、お肉を切った包丁で生野菜を切るなどしてしまうのが大きな問題です。
・調理器具をこまめに洗う
・冷蔵庫内をきれいに保つ

などが必要です。大人はしっかり休養をとることで、保菌はしても発症させないことができます。
しかしながら乳幼児や高齢者の場合は、発症しやすいといわれているので、なるべく赤ちゃん、子どもにあげる食べ物には気を付けたいものですね。

<参考文献>
・「日本医師会」知って得する病気の知識 O-157
・東京都食品衛生安全協会「食中毒予防ガイド」
・関東信越厚生局 「食中毒に関するリスクコミュニケーション」平成18年

免疫の低い赤ちゃんやお子さんをきちんとした食事の知識をもって守っていきましょう。
母子栄養協会 では下記のような資格講座を用意しています。

コラム出典:O-157だけではない!?防ぎたい菌の繁殖(一般社団法人 母子栄養協会公式サイト)

川口由美子 先生原稿提供:川口由美子 先生(管理栄養士)
・一般社団法人 母子栄養協会 代表理事
・女子栄養大学 生涯学習講師
・All About「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド
・『フリージング幼児食 1歳半〜5歳 —1週間分作りおき!』などを監修
・最新の監修本『子どもの身長ぐんぐんメソッド』(主婦の友社)が2017年2月に発売されました。

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