寒暖差による残暑の「夏バテ」を防ぐ食べ物

急に暑くなったり涼しくなったりすると、からだが疲れやすくなりますよね。夏休みが終わり、幼稚園や小学校が始まると、生活サイクルが少し変わることもあって、体調が不安定になります。

お子さんだけではなく、家族全員が元気で夏を終えることができるよう、しっかり体調を整えたいものです。

暑い天候

夏バテとは

夏バテの定義は諸説ありますが、一般的に「食欲不振」「だるさ」などの症状をさすといえるでしょう。
これらの症状は、夏の暑い時だけではなく、気温の変化が激しい時にも起こります。
暑さが続いた後に涼しくなるような今の季節こそ、体調管理が大切になるのです。

大切な栄養素はたくさん

体調管理に必要な栄養素はとてもたくさんあり、「○○さえ食べておけば大丈夫」というものは残念ながら存在しません。きちんと一汁二菜を摂るのがやはり理想です。野菜にも肉・魚にもそれぞれにさまざまな栄養の効果がありますので、欠けないように食べるといいでしょう。

でも「夏バテであまり食欲がないけど少しだけ食べるとしたら何がいいの?」という質問も聞こえてきそうです
そんなときには回答に困りますが、強いていいうなら「発芽玄米のおにぎり」でいいでしょう

玄米

発芽玄米や雑穀米のおにぎり

発芽玄米は離乳期にはあげなくていいと思いますが、2歳頃から食べられます。
発芽玄米でなくても、半分精製した米や、雑穀米などでもいいでしょう。いずれにしても白いお米ではなく、少し色があるようなものと覚えておいてもいいです。

雑穀や発芽玄米のようなものに含まれているビタミンB1は、糖質をエネルギーに分解する大切な働きがあります。糖質は何かと摂ってしまい、エネルギー源の中心にもなったりしますが、インスタント食品やお菓子などで糖質をとってしまうと、ビタミンB1が不足して糖質だけをとるので、食欲不振やだるさを助長してしまいます。

きちんとした食事を作りたいといってもだるさが先に勝ってしまうような時には、なかなか野菜料理や魚料理はそろえられないこともありますよね。
そういうときに、おにぎりや麺類をとることも多いかと思います。

つい、夏といえば そうめんなどを連想してしまいますが、そうめん ではなく、少し色がついた「蕎麦(そば)」にするとビタミンB1が補うことができるので、夏バテ防止になります。

グラノーラ

グラノーラ

おにぎりまでも食欲がないという場合は、グラノーラはいかがでしょう。朝食だけではなく、おやつがわりにも食べることができますね。
なるべく穀類の胚芽をとるようにしたいので、パンなら全粒粉などもいいでしょう。

必要な栄養はたくさんあるけれど

 

食事

できたらネギの味噌汁も添えたいもの

必要な栄養素はたくさんあるので、ビタミンB1だけでいいわけではなく、ビタミンB1の効果がさらにあがる、ネギやにんにくなどを付け加えるとさらに良いので、食べられるようなら野菜や肉類もとるのが理想です。
でもちょっと気をつけるだけでビタミンB1は摂取できるものです。
うどんやそうめんを蕎麦にかえる。
パンを全粒粉にする。
ごはんに雑穀やすりごまを足してみる
など、ご自身のライフスタイルにあわせて、身近な「穀物胚芽(色づいた穀類)」をみつけてみてください。

雑穀?発芽玄米?そば?グラノーラ?ごま?

さて、あなたは何を選びますか?

 

<参考文献>
見てわかる!栄養の図解辞典 中村丁次(編集協力 川口由美子) PHPビジュアルBOOKS

コラム出典:寒暖差による残暑の「夏バテ」を防ぐ食べ物(一般社団法人 母子栄養協会公式サイト)

川口由美子 先生原稿提供:川口由美子 先生(管理栄養士)
・一般社団法人 母子栄養協会 代表理事 ・女子栄養大学 生涯学習講師
・All About「離乳食」「幼児食」「妊娠中の食事」ガイド
・『フリージング幼児食 1歳半〜5歳 —1週間分作りおき!』などを監修 ・最新の監修本『子どもの身長ぐんぐんメソッド』(主婦の友社)が2017年2月に発売されました。

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