油性ペン・マーカー汚れの落とし方【肌・服・床・壁・家具など】

「油性ペン、マーカー、油性のボールペンなどを使っていて、うっかり机や服についてしまった! 」なんて経験はありませんか?小さいお子さんがいるご家庭では、壁や床に落書きされてしまうことも・・・。今回は、なかなか消えない【油性ペン汚れの落とし方】をご紹介します。

油性ペン・マーカー汚れの落とし方

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油性ペンは基本的に、「落ちない・消えない」ように作られた製品なので、落とすのが難しいもの。ただし、成分が油性の顔料とアルコール系の溶剤のため、油分やアルコールを含むアイテムで落とせる場合もあります。中には意外はアイテムで落とせることも!

では、どんな素材なら油性ペンのインク汚れを落とすことができるのでしょうか?

○油性ペンの汚れを落としやすいもの

●肌(手・顔など)
●ガラス
●せともの・陶器
●金属(アルミ以外)
●ホワイトボード  など

○ある程度落とせるが、汚れが残ることがあるもの

●プラスチック
●ビニール、ビニール系の壁紙(軟質塩化ビニール以外)
●布(木綿・麻・毛・絹・合成繊維(ポリエステル等))
●アルミ素材のもの  など

○油性ペンを落としにくいもの

●木
●紙
●石・大理石
●レンガ・ブロック
●革・合成皮革
●軟質塩化ビニール・ウレタン・ゴム  など

以下にそれぞれの落とし方を詳しくご紹介します。

【手や顔】についた油性ペンの落とし方は石鹸洗い。急ぐときは○○で!

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手や顔など、肌や皮膚についてしまった油性インクは、手洗い用の石鹸とぬるま湯で洗えば落とすことができます。
手の皺や指紋の溝に入り込んだ落ちにくいインクも、時間が経つにつれだんだん落ちていきます。ただ、顔の目立つ場所など早めに落としたいときは、意外なアイテムが活躍します。

<その1>汚れを浮かせて落とす ⇒「日焼け止め」、「口紅」など

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「日焼け止め」には、お肌を守る油分や紫外線吸着剤が、「口紅」は乳化剤(油を水に溶かす成分)が含まれるので、油性ペンの油分と馴染ませることで、汚れが落ちやすくなります。
他にも、食用油やハンドクリームなど油分の含まれるものは、似たような効果があると言われています。この場合、馴染ませて少し時間をおくのがコツだそうです。

日焼け止めの威力を検証

腕に油性マジックで文字を書いてみました。

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1. 「日焼け止め」を、インクと馴染ませます。
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2. ティッシュなどで拭き取ります。
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ティッシュにマジックのインクがうつってますね。

3. 最後に石鹸で洗えば、よりきれいになります。

<その2>研磨剤で擦り落とす ⇒「クリームクレンザー」

研磨剤が入ったものを使うことで、汚れを擦り落とす方法もあります。
台所で使う「クリームクレンザー」は、細かい研磨剤と界面活性剤が入っているので、石鹸よりも汚れが落ちやすくなるそうです。

他にも、重曹や研磨剤入りの歯磨き粉でも似た効果があると言われています。
ただし、この方法はお肌に負担がかかるので、肌が弱い方はご注意下さい

【窓・床・壁・一部の家具など その1】「消しゴム」を使った油性ペンの落とし方

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ガラス、陶器、金属、ホワイトボード、プラスチック、ビニール、ビニール系の壁紙など、表面がつるつるした素材の場合、まず試してもらいたいもの。
それは「プラスチック消しゴム」です。

汚れた場所を消しゴムでこすると、消しゴムのカスとともに汚れが落ちていきます。特に、汚れがついて間もない場合は効果的です。ただし広範囲だと時間がかかるので根気が必要です。

【窓・床・壁・一部の家具など その2】意外!? 「柑橘類の皮」を使った油性ペンの落し方

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もう一つ、油性ペンのインク落しに有効な意外なアイテムがあります。
それは、「柑橘類の皮」。

台所用やお掃除用の洗剤にオレンジが使われていることがありまよね。柑橘類の皮や果汁の香りに含まれる「リモネン」という成分には、油脂を溶かす性質があり、油性ペンにも有効だそうです。

ごしごし擦ることもあり、ハッサクなど。皮が分厚いものの方が使いやすいようです。

柑橘類の皮を使用する方法

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1. 柑橘類の皮を剥きます
2. 果皮の外側で、汚れを擦ります
3. 皮の水分がなくなってきたら、新しい皮に取り替えて繰り返します
4. 内側の白い部分で優しくこすり、付着した細かい皮を拭き取ります

その他、オレンジやレモン、グレープフルーツなど、リモネンが含まれるほとんどの柑橘類で落ちるようです。ただし、一部のプラスチック素材を溶かしたり、白木や水分を吸う素材では黄色く着色することがあります。また、作業後は手についた果汁もよく洗い流してください。

【窓・床・壁・一部の家具など その3】「除光液」や「エタノール」を使った油性ペンの落とし方

ネイル落としに使う「除光液」や、消毒などに使う「エタノール」で拭き取る方法もあります。
エタノールや徐光液に含まれるアルコール成分が、油性ペンのアルコール成分と溶け合って拭き取りやすくなるそうです。その他、塗料うすめ液、塗料剥離剤などの専用溶剤も有効です。

※エタノールは、消毒用エタノール・無水エタノールのいずれも可です。
※除光液は、乳化作用等のあるプロピレングリコール類含有のものが有効です。それ以外のものでは落とすことができません。

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1. 溶剤を布に染み込ませます
2. 汚れた部分を拭きます
3. 布に汚れがつかなくなるまで繰り返します。

ただし、耐溶剤性の低いもの(スチロール、ナイロン、ウレタン等)、染まりやすいもの、表面に凹凸のあるものは落ちにくいことがあります。
また、溶剤によって素材を傷めたり、強度が落ちることがありますので、必ず前もって目立たない部分で試すようにしてください。

【布・衣類 その1】服についた油性ペンの落とし方は「エタノール」や「除光液」で

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服や布などについてしまったときも、「エタノール」や「除光液」(プロピレングリコール類含有のもの)を活用します。

1. 周りのものを汚さないよう、ビニールシートなどを敷きます。
  火気、換気にも注意してください。
2. 汚れた部分の裏側に布をあてます。
3. 汚れの部分に溶剤を少しずつ垂らし、別の布で上からたたいて、あて布に汚れを移し取ります。
4. 汚れが移ったら、あて布を取り替えて、何度も繰り返します。
5. インクが溶け出さなくなったら、固形石鹸でもみ洗いをするか、洗濯をして溶剤や皮脂を落とします。

ここでひとつご注意を!

「シミ抜き」で使われるベンジン、シンナーなどでは、油性ペンのインクはかえって落ちにくくなる場合があります。「エタノール」または「除光液」を使いましょう。

※エタノールは、消毒用エタノールでも無水エタノールでも可です。
※除光液は、乳化作用等のあるプロピレングリコール類含有のものが有効です。

【布・衣類 その2】油性ペンの落とし方、大事な服はクリーニング屋さんに相談!

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自宅で溶剤を使って行う方法は、衣類の生地によっては色が剥げたり溶け出したり、変色することがあります。また、完全に汚れが落ちない場合があります。

大切な衣類の場合は、クリーニング店でドライクリーニングのしみ抜き指定をするのがおすすめです。その際、水洗いなどをせずにそのまま持っていく方が落ちやすいそうです。また、ペンの種類をきちんと伝えましょう。

【木・紙・石・革など】油性ペンは落とせない素材も・・・

木についた油性ペンは、基本的に落ちないと言われています。
ただし、木目の化粧合板など、表面が滑らかに加工・塗装してあるものは、【窓・床・壁・一部の家具など】でご紹介した方法で落とせる場合があります。(奥に染み込んでしまうと落とせません)

大理石・コンクリートなども落としにくいですが、市販の塗料剥離剤(市販品)を使うと落とせる場合があります。

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革、合成皮革などは、【布・衣類】でご紹介した、エタノール等を染み込ませた布で拭き取ることもできますが、生地が色落ちしてしまう可能性があるので注意が必要です。

紙、レンガ、ブロック、軟質塩化ビニール、ウレタン、ゴムなどは、染まってしまうので落とすことができません。

おわりに

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場所・素材別に、油性ペンの落とし方をご紹介しました。
時間が経つほど落ちにくくなるので、汚れてしまったらなるべく早めに対処しましょう。
落とすことができない素材もあるので、小さなお子さんがいるご家庭では、油性ペンは手の届かない場所に保管するなど気をつけてくださいね。

参考:ゼブラ株式会社「インク汚れの落とし方」
参考:ぺんてる株式会社「汚れのおとし方 油性ペン 」
参考:寺西化学工業株式会社「インキ汚れの落とし方」

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コラム出典:油性ペン・マーカー汚れの落とし方【肌・服・床・壁・家具など】(東京ガス ウチコト)

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