子育てファミリーは『介護』に備えたほうがいい―4つの理由

「子育てファミリーのマネー講座」第4回目。今回は2人のお子さんのパパでありながら、全身麻痺を経験したことがあるという奥岡先生に、子育てファミリーと介護の関係について教えていただきます。

国が負担する医療費がこのままだと破綻するという、考えると怖~い報道がよくささやかれるようになってきていますね。もちろん、国としてはそうならないように対策を打ち出しています。

国の方針が変わっていくと同時に、私たちの環境も変わっていきます。これからの『リスクと保険』について、一緒に考えていきましょう。

65才以下でも!「要介護」の認定

pixta_34561100_M

まず、平成27年の40~65歳の『介護が必要』と認定された人数に注目しました。認定された人数は14万人。この中には更新認定の方もいらっしゃいますが、若い方でも思っているよりはリスクが高いというのが、わかっていただけるかと思います。

40~65歳といえば、子育て世代のご両親もそうですし、もしかすると子育てママ・パパの中にもこの年齢が当てはまるかたもいらっしゃるかもしれません。

では、介護は病院でするものなのでしょうか?それとも自宅で行うなのでしょうか。実は私自身も3年前に2度、全身麻痺になったことがあります。近年よく聞くことですが、介護の世界においても病院から在宅へと流れています。私の場合は、最初は2週間、2回目は1週間の入院のみで、あとは通院でリハビリでした。

どちらも2か月程度で復帰できたのが幸いですが、そうでなければ『働けない状態』になっていました。

私もそうですが、妻の方が・・・ゾッとしますね。

~入院から在宅へ~の実情

こちらの図をご覧ください。入院日数が急速に減っている線(○でつないだ線)が65歳以上です、入院日数の減り方は高齢者ほど大きくなっています。

image001
出典:平成28年度 年金積立金管理運用独立行政法人発表資料

待機〇〇〇は36万6千人

〇〇〇には何が入ると思われますか?

これは、”要介護3” 以上で特別養護老人ホームに入所を申し込んではいるけれど入所待ちの、いわゆる『待機高齢者』の人数になります。

ちなみに、報道でよく見る『待機児童』の人数は、認可保育所だけなら2万6千人、無認可保育所まで含めても4万5千人です。

『待機高齢者』がいかに多く、しかしながら報道されていない事実がお分かりいただけるのではないでしょうか。

また、”要介護3” とは『重度の介護を必要とする状態。排泄、入浴、着替えについて全て介助が必要な状態』の方を言います。つまり、ここまではいかない潜在的な『待機高齢者』がもっとたくさんいらっしゃることは、容易に想像できますね。

介護を必要とする高齢者で入居待ちの方が多いということは、すなわち家族の誰かが自宅で何らかの対応を行うことになるということを意味しています。(しかも、ご家庭の主婦の方がその役割を担うことが多いのです)

『介護』は大きい病気でしかならないし、あまり身近に感じられない??

こう思っている方って、結構多くいらっしゃいます。こちらの図をご覧ください。

image009
出典:平成25年 厚生労働省「国民生活基準調査」

65才以上の約半数の方が誰にでも起こりうる原因(「骨折・転倒」「高齢による衰弱」など)で介護を必要としています。つまり、介護は脳卒中などの大きな病気の後だけのリスクではないことを示しています。

加えて、こちらの図にも目を向けていただきたいと思います。

graph03
出典:平成24年就業構造基本調査

少し古いデータにはなりますが、赤い部分(半数以上)が過去5年間に介護・看護のために前職を離職して無職の状態です。大切な人を介護するためにお仕事を辞め、その後にもお仕事に就けていない方がほとんどだということがお分かりいただけるかと思います。

このように、『介護』には、費用がかかるリスクと、収入が減少するリスクが混在しうるということが考えられます。

まとめ

『リスク』に対する考えかたを、時代と共に変えていければ

私自身も経験したように、今は『入院』のリスクは減少し、『介護』や、若い人であれば『働けなくなる』リスクの方が大きくなっています。『入院』といえば、保険屋さんと医療保険のお話をされたことがある方が多いかと思いますが、これまでの考え方では、ご自身や大切なご家族を守れない可能性が高くなってきています。

・環境に合わせて無駄のない保険を検討すると共に、貯蓄をしっかりしておくこと

・もし、ご自身や大切なご家族が『介護状態』や『働けない状態』になったとき、どう支え合うのかを事前に話し合うこと

これらをするためにも、ライフプランをしっかりと作り、少しでも想定外を想定内にしておくことが大切ですね。

[sc#okuoka-san]

▼教えてくれた先生他、プロの講座が受けられます。

ファミリー層向けのセミナーを厳選してご紹介!

こちらのセミナーに参加された方全員に「青山フラワーマーケットのハンドクリーム」をもれなくプレゼント!

セミナー情報提供:@SEM!NAR

この記事が気に入ったら
いいね!してね!

最新情報をお届けします