赤ちゃんや子供の『くる病の原因と症状』家族ができる対応や予防策とは?

くる病という名前は聞いたことがあるけれど、栄養が十分とれている現代にはあまり発症しないと思う方も多いかもしれません。

しかし、カルシウムの摂取不足や妊婦さんのビタミンD欠乏症によりお子さんにも欠乏症が起きることが指摘されているそうです。

そこで、くる病の原因と症状、家族ができる対応や予防策についてまとめます。

くる病の症状と原因

赤ちゃんと小児科の医師

くる病は、正式には「骨軟化症」といいます。発育期に骨のカルシウムが骨に沈着せず、しっかりとした骨の組織が形成されない状態をいいます。

特に、乳幼児に発症しやすく、自然に治癒するものではなく、治療が必要な病気です。

まれに遺伝によって発症するケースもありますが、基本的には食べ物や生活習慣によって防ぐ事ができますので、正しい知識を身につけましょう。

くる病の症状

・足の変形。重度のO脚やX脚。
・頭蓋骨が柔らかくなる頭蓋ろう
・肋骨の一部がコブのように膨らむ胸骨念誦
・低身長
・成長期でも体重が増えない
・虫歯になりやすい。

くる病の原因

・栄養不足・・・ビタミンD、カルシウム、リンの欠乏
・日光不足
・遺伝

くる病は、増加している?

赤ちゃんにミルクを上げるお母さん

くる病は戦中戦後の食料難の時期に多くみられましたが、高度成長期以降は、食料事情の改善によって減っていました。

しかし、最近になって、くる病が増加傾向にあります。

くる病増加の原因

1.母親のビタミンD欠乏

ビタミンDは、食べ物から摂取するほか、日光浴によって体内で生成することができます。

しかし、UVケアが一般化して、極端に日光を避けるライフスタイルになったことで、ビタミンDが体内で生成されず、ビタミンD欠乏になる女性が増えました。

ビタミンDが不足した母親から生まれた赤ちゃんは、ビタミンD欠乏状態で生まれてきます。

2.母乳育児の推奨

近年では母乳によって子育てをすることが推奨されていますが、母乳は、ミルクに比べてビタミンDが不足しがちです。

母乳による子育ては、感染予防、母子関係の確立など、メリットがたくさんありますが、ビタミンDが少ないというデメリットがあることはあまり知られていません。

3.食物アレルギー

食物アレルギーを持った子供が増加しているのも、くる病の発症の要因と考えられています。

アレルゲンになりやすい乳製品にはカルシウムも豊富に含まれていますし、ビタミンDも配合されているものが多いです。

また卵も、ビタミンDが豊富です。カルシウム、リンは乳製品や大豆食品、魚類、小松菜など、ビタミンDはサケ、秋刀魚、しらす、きのこ類、などからも摂取できますから、意識して取り入れるといいでしょう。

4.日光浴の不足

赤ちゃんに日光浴をさせることはもちろん、母乳を与えている間はお母さんも、適度な日光浴を行うことが大切です。

くる病の治療

赤ちゃんの足

くる病受診の目安

くる病になると、脚に変化が見られます。

とはいえ、赤ちゃんや幼児の脚は、少しO脚ぎみなのが普通です。

ですから、足が曲がっているからといって、くる病かどうかを判断することは難しいのです。一応の目安として、かかとをつけて、ひざとひざの間が3cm以上あれば、医師に相談してみるといいでしょう。

くる病の治療方法

くる病の治療は、初期であれば、ビタミンDや、リン、カルシウムなどを内服して症状の悪化を防ぐだけで治療できます。

骨の変形を起こすまで、放置してしまった場合は、骨の固定や手術などの外科的な措置が必要になります。

乳幼児にとって、体を固定されたり、手術をしたりするというのは、大変なストレスになりますし、治療にかかる時間も長くなります。

早期発見するためにも、おかしいな?と感じたら早めに受診しましょう。

まとめ

くる病の予防には、

・母子ともに、適度に日光を浴びる。
・離乳食が進めば、カルシウム、リン、ビタミンDが含まれている食材をバランスよく食べさせる。

というのが、ポイントになります。

また、症状が進んでからでは、治療に大きな負担がかかりますから、おかしいな?と感じたら、早めに受診することも大切です。

参考資料:http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/2008/news6/080331_1.htm

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記事内のイラスト・写真はイメージです。また、記事内容は医療内容において、正確性を完全に保証するものではありません。利用者様ご自身の判断と責任においてご利用ください。

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