お母さんの小さな味方

女の子

[こそだて体験談|「早く戻らないと…」焦って戻った私を待っていたもの]

子どもが小さいうちは、帰省には大変な労力が伴います。

交通手段が車でも電車でも、到着する頃には親の神経はすり減ってしまうものです。

我が家は年2〜3回電車で帰省していました。

自宅を出てから主人の実家まで約4時間、電車は他の乗客もいます。泣かせないため、あの手この手で子供の気をそらしていました。

大人1人に子供が2人、席を確保してから並ぶレストランで離ればなれに

その時は年末で、いつもは主人も一緒なのですが、その時は私と子供たちだけになりました。普段は子供2人との外出も慣れていますが、帰省となると話は別です。当時長女が5歳、長男が1歳半でした。

私は上野に着く頃にはもうヘトヘトになっていました。

特急電車に乗る前に子供たちに昼食を食べさせようと、セルフサービスの食堂に入りました。駅のレストランはどこも混んでいて入れなかったのです。

子供たちを連れながらトレーを持てないので、席で待つように言って注文しに行こうとしたのですが…上の子が一緒に行きたいと言います。「だめだよ! 座っていてくれないともう席空いてないし、ゆうくん見ててくれないと!

私は上の子の不安な気持ちは可哀想になるくらい分かっていたものの、とにかく早く並んで食事を受け取りたかったので、そう言ってその場を離れました。

レストラン

「早く戻らないと…」気持ちは焦るばかり

レジはすぐ近くだったのですが、人が多くて子供たちが心配で、何度も振り返って様子を見ました。

「早く戻らないと…」

そう思いながら振り向くと、上の子がベビーチェアに座った下の子の隣に立ち、不安そうな顔でこちらを見ています。

注文から食事を受け取るまで10分ほどかかり、ホッとして子供たちの所に戻ろうとすると、上の子が下の子の身体に両手を回して抱え込んでいました。

お母さ〜ん! ゆうくん守っていたよ〜‼」上の子は私と目が合うと、席から大きな声でそう叫びました。

すると周りの人々が微笑みながら子供たちのことを見ています。「お姉ちゃん、えらかったね」そう言われて上の子も嬉しそうです。

「ありがとうね、お母さん助かったよ。」私も思い切り上の子をほめました。

母親の役に立ちたいと思ってくれていた娘

一人で子供を見ないといけないと言うとプレッシャーで全く余裕のなかった私ですが、上の子の言葉で小さな頼もしい味方がいることに気がついたのです。

そして、子供は小さくても母親の様子を良く見ていて、母親の役に立ちたいと思っているのだなあと感じました。

無事食事を済ませることができ、私は電車の中で、主人と両親に、どんなお土産よりも喜んでもらえるお土産話ができたことに気がつきました。

(取材協力:ちひろさん)

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