臨月のある日コップ2杯分近い出血が。常位胎盤早期剥離から自然分娩へ

赤ちゃんのエコー写真

10年間の不妊治療の末、授かった赤ちゃんでした。
余りにも治療期間が長かったため、妊娠が分かったときは、嬉しさよりも恐ろしさの方が大きく、「この命を本当に守れるのだろうか」と日々不安だったことを覚えています。

妊娠6ヶ月の時期に切迫早産

妊娠6ヶ月の時期に切迫早産。そこから出産までの期間、入院生活を強いられることとなりました。

また、入院期間中も幾度と無く出血し、一日足りとも安心することはできませんでした。

やっと臨月を迎え、自宅での生活が可能になり、ベッドとトイレの往復以外の行動も許されたある日。居間でウトウトと昼寝をし、眼が覚めた時の事でした。

起き上がろうと下半身に力を入れた瞬間、「ゴボゴボゴボ」と言う音を立てて、何かが子宮から出るのが分かりました。

「これが破水?」「産まれるの?」

と足元を見てみると、しかしそれは真っ赤な血でした。

常位胎盤早期剥離の診断

それまでも幾度となく不正出血は経験しましたが、今回の血液量はそんな程度ではありません。コップ2杯分くらいの血液が絨毯に大きな染みを作っていました。

一気に恐怖が全身を駆け巡りました。

やっとのことでここまでこぎつけたのに。
赤ちゃんはどうなってしまうんだろう。

半狂乱になりそうな自分を押しとどめ、病院に電話を入れたところ、「すぐに病院に来て下さい」とのこと。そして、常位胎盤早期剥離との診断を受けたのです。

そして、
病院に着いた時点で、ひとまず出血が落ち着いていること。
赤ちゃんの心音がきちんと聞こえること。
何とか無事に命は繋ぎとめられていることを確認し、一晩分娩台の上で様子を見ることが決まりました。

けれど、胎盤がはがれてしまっているため、母子ともに危険な状態には変わりません。いつでも帝王切開に切り替えられるよう準備を整えることとなりました。

※ 常位胎盤早期剥離とは、胎児がまだ子宮の中にいるうちに、胎盤が子宮から剥がれてしまう状態です。 本来なら出産と同時に子宮から離れるはずの胎盤がはがれてしまっているのですから、母児ともに危険な状態になる可能性が非常に高い、とても重要な病態です。一般には、軽症のもの以外は緊急に超緊急帝王切開術となることが多いそうです。

10時間後、無事赤ちゃんと対面

そして翌朝。なんとか微弱陣痛が始まってくれたお陰で、陣痛促進剤使用による自然分娩へ突入しました。そして、陣痛開始から10時間後、無事赤ちゃんと対面することが出来たのです。

正直、分娩中の記憶はほとんどありません。
痛みと戦いながら時々気を失い、看護婦さんに起こされ、なんとか正気を保っていたように思います。また、産後の疲労は半端なく、入院中は赤ちゃんにもほとんど合えず、母乳をあげることもできませんでした。

それでも今、母子ともに健康に、そして幸せに生活しています。
頑張って生まれてきてくれた息子。本当にありがとう。

参考サイト:産婦人科の基礎知識 | 常位胎盤早期剝離

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