【子育て体験】赤ちゃんと満員電車で通勤した2年半

こそだて体験談 子どもと通勤した2年半

[こそだて体験談|子どもと通勤した2年半]

私には二人の息子がいます。

兄は弟の出産前より最寄り駅近くの認可保育園に通っていましたが、弟も預けようとしたところ希望が通らず待機児童となってしまいました。

弟の保育園が決まらないと仕事復帰が出来ず、兄も保育園を出て行かなくてばはいけない状況でしたので、無認可保育園を探し始めました。

認可同様厳しい状況でしたが、運良く入る事が出来ました。しかし、その園は自宅近くではなく私の職場近くの保育園で、毎日一緒に通勤をしなくてはいけなかったのです。しかし、背に腹は変えられません。

自宅近くの保育園が決まるまで」と考えて、下の子は5カ月、子ども達と一緒の通勤が始まりました。

抱っこした赤ちゃんと、保育園用の荷物を抱えて満員電車に

まずは兄を一緒に園に送って行き、駅へゴーです。2つの園をハシゴする。忙しい朝に、これは大変でした。電車はもちろん満員電車です。

1歳半ぐらいまで子どもを抱っこ紐で抱っこ、自分の荷物と保育園の荷物を持つので朝から体力が必要でしたし、腰への負担も大きく、痛みを感じる様にもなりました。0歳の時はまだ子どもも軽いですが、1歳すぎるとズシっと重くなります。

幸い2駅の距離だったので時間は5分ほどでしたが、特に混む電車なのでぎゅうぎゅう押されます。押されて「うー、うー」と背中から子ども声が聞こえてくる事もよくありました。

ダイヤが乱れている時なんかは、特に混雑度が増してとても子どもと一緒に乗れる感じではない電車もあります。そんな時は、電車を1~2本見送りなるべく空いている車両に乗ったりしました。

さらに、子どもが1歳過ぎると段々自我が目覚めてきます。こうしたい、ああしたい、という気持ちが表にでてきて、母はこれもまた大変です。

人との距離が近い電車の中では、隣の人の服が気になり引っ張ったり髪の毛に触ったりする事もよくありました。そんな時は子どもの手が動かないように掴んだりして阻止したり、気が抜けません。

大人一人ならスグの距離も、寄り道に次ぐ寄り道…

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電車を降りたら降りたで、大好きな電車や新幹線のポスターをみたいとアピールしてきます。

毎朝同じポスターを一緒に見る事が日課になりましたが、遅くなってしまった日はゆっくり見る事が出来ないので、抱っこしている後ろで暴れて泣きます。

帰りも見飽きたポスターを一緒に見て(笑)、子どもは大興奮です。こちらは、毎日同じポスターを見てこんなに興奮できるものかと感心です。

他にも、寄り道ゾーンは更に増え、大人一人で通勤する時間をはるかに超えての通勤、帰宅です。5分の電車がなぜこんなにも時間がかかるのか….。兄のお迎えを含め、ドアtoドアで2時間弱。

さらに、2歳になると、抱っこも嫌がる様になりました。ですので、子も立って電車に乗ります。そしてお気に入りは景色が見えるドアの前です。しかし、満員電車でドア前を常にキープ出来るはずもなく、ご機嫌悪になる事も。

人の暖かさを感じる出会いも

しかし、そんな状況の中でも、人の暖かさを感じる出会いもたくさんありました。子どもが「うーうー」と言っていたりすると、周りの方が押さない様にも気をつけていただくのを感じたり、近くにいる年配の女性の方から「大変ねぇ、今だけだから頑張って!」と応援エールをいただいたり。

他にも、席やポールの近くの場所を譲って頂いたりもして、暖かい気持ちに出会う事が出来ました。自分が考えていたより、世の中親切でやさしい方はたくさんいる事も知る事ができました。

また子どもがいる私ですが、子連れで電車に乗っている方にこういう親切をすればよいのかと、気づく事も多くありました。次は私が親切をしたいと思う様にもなりました。

子育ては、大変の連続です。けれども大変な思いをしなければ、知らない世界もたくさんあります。子どもと通勤した2年半。思い出せばとても大変でしたし、もう二度も頑張れないかもと思います。

しかし、あの時に出会えた暖かい気持には感謝でいっぱいです。子どもの成長と共に通勤の仕方は変化しましたが、そこは変化はありませんでした。こんな私ですが、まだまだ世の中捨てたものではないと痛感した期間でもありました。

子どもは5ヶ月から3歳になり、電車に乗り続けたおかげか電車大好きな子となってます。

(取材協力:くるさん / イラスト:おおやま みのり)

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