【子育て体験談】飛ばされた風船は、優しさにリレーされて

子育て体験談 風船のエピソード

家事育児で慌ただしくドタバタな毎日、時々「ああ、もう一人私がいれば!」と思ったことありませんか?私も二人の幼い子供を育てていた最中は、しょっちゅうそう思ったものです。

ここでは「ああ!どうしよう!」というような場面で、見知らぬ通行人の方々に見事に助けていただいた体験談ご紹介します。

長女3歳、次女6ヶ月の頃

ある日、近くのスーパーに買い出しに行きました。その日はとても風が強く、片手でしっかりと長女の手を握り、片手でバギーを押しながら店内に入りました。

買い物が済んだ頃、店内のイベントで子供たちに風船を配っていたので赤い風船を一つもらいました。さあ、帰ろうかと言う時にハッと気づきました。

そうだ、今日は風が強い日!

すぐに長女に言いました。
「あのね、今日は風びゅんびゅんだからその風船ママがもってようか?」

自分のものは自分で持ちたがる年頃、当然長女の答えはNo。仕方ない、しっかりと握っておくんだよと声をかけながら足早に歩き出したその時です。

風船はあっという間に…

風船は一瞬のうちに風に飛ばされ、歩道を超え、車道を超え、向こう側の歩道に行ってしまったのです!

見る間に長女は泣き出し、私は長女とバギーに乗った次女をその場に置いて風船をとりにいくこともできず、周りの方々からも何事だ?と注目の的で、ああ〜どうしよう(大汗)と軽くパニック状態でした。

その時なんと、通行人の方々が風船リレーを始めてくださったのです!

次々と通行人の手を渡って風船が戻ってきた

風船を見事にキャッチしてくれた自電車に乗っていたおじさん、近くの買い物帰りのおばさん、ちょうどこちらの歩道に横断歩道で渡ろうとしていたおばさん、という風に次々と人の手を渡って風船が運ばれてきました。

そして無事に風船を受け取ることができました。

もうなんとお礼をすればいいのやら、見知らぬ他人の私たち親子のために、立ち止まって風船を届けてきてくださったこの通行人の方々に本当に感謝しました。

大声で「ありがとうございます〜!!!」と向こうの歩道にいるおじさんおばさんに伝え、手渡ししてくださったおばさんにも何度もお礼を行って帰りました。

優しさが心に広がった

帰り道、安堵とともに涙がほおを伝ってきたのは、その時触れた優しさゆえでした。

毎日の子育て生活で疲れていた私の心に優しさが広がったと同時に、長女にとっても貴重な体験となりました。

(イラスト:Nozomiさん)

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