【子育て体験談】苦労した分、安らげる時はいつか必ずやってくる

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私が長男を産んだのは長女が14歳、次女が12歳の時だった。
勉強の出来が悪い長女に徹夜してまで勉強に付き合ってた妊婦の時、臨月を迎えさすがにもう無理だと長女から手を離してしまった。
2人の女の子たちは思春期真っ只中。
それでもまだ特別反抗期の様子もなく私は高齢出産という幸せだけどしんどい日々をただ自分のために生きるようになった。

長男が生まれる時には家族みんなで立ち会った。
今までで長女、次女の時よりも痛い出産だった。
生まれてほっとしたのも束の間、「新生児メレナです」と医師に告げられた。
どうして?わたしの妊娠生活が悪かった?と自分を責めて涙が止まらなかった。
小さな体の小さな鼻に挿入されたカテーテル、痛々しくかわいそうでますます愛しくなった。

ところが息子は新生児の分際で何度も何度も自分でカテーテルを抜き取った。
何日目かには医師が諦めてしまうほど。そしてその活動力はその後も続いた。

病院から帰り、ベビーラックに寝かせていた。
まだ新生児だからと油断してベルトをつけなかった私も悪い。
息子は暴れてベビーラックから落ちてしまったのだ。
幸いラックを低くしていたのでケガも何もなかったが、
手のかからなかった二人の娘たちと比べて
同じわが子には思えない行動をする息子だった。

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夜泣きも半端なかった。毎晩毎晩眠れる日がなかった。
厳しい夫がさすがに察したのか、朝方寝ている私を起こすことがなくなったくらい。
大変だ、それでもいつかは、少なくとも今より楽に慣れるから頑張れ!と自分に言い聞かせながら過ごした。

まだ立つこともできない生後半年の頃には、ソファーの背もたれを超えては何度も下に着地した。
歩けるようになってからは実家の屋根の上に上がってびっくりしたこともあった。
出かけると当然落ち着きもなく、いわゆる「多動」な子。
買い物なんて一緒に行けない、けどいつか「あの時は大変だったね」と言える日が来るからとただひたすら我慢した。

そしてその頃、2人の娘たちは…

本格的に娘たちの思春期が到来した。
家出をしたり夜遊びをしたり、そんな娘を探しに多動な息子を連れて繁華街に行く。
私は息子に疲れ切って娘たちに目を向けることがなかった。
だから非行に走ってしまったのだろう。

いつか必ず安らげる。おもらしだって大人まで続くわけじゃない。
あいうえおだって放っといても読めるようになる。今は大変だけどいつかきっと…。

今息子は高校三年生。多動の面影はなく、勉強でもいい成績がとれるようになった。
何も問題がないわけではないが、小さいころと比べたらなんて楽なんだろうか。
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娘たちはそれぞれ家庭を持ち、子供をたくさん産んだ。
非行から落ち着いたころには「お母さん、ごめんね」という言葉も聞けた。
「なんでお母さんが仕事している間に洗濯物畳んであげられなかったのかな」
という母になったからこそわかる言葉も聞けた。

まだ子育ては終わってない。まだ色々あるだろう。けど必ず安らげる時がくるはず。
 

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